山本助産院の中に、横浜市の補助事業である
親と子のつどいの広場 たんぽぽという親子広場があって、その広場で開催されました
とっても素敵な広場ですよねパパ向け講座もやっていて、面白そうです
人生の一大イベント、命がけである大切な出産。
出産は楽しかった〜ですか
それとも
苦しい、辛かったですか
大切な時に、モヤモヤを抱えることもあります。
出産の事って、あまり家族や友達で詳しく話す機会もなかったりしてそのまま何十年と時が経っていくことも。
あの時に感じた気持ち、話して放せると、少しスッキリする事ができたりするものです。
家族には無事に生まれて良かったじゃないか、と言われるけど、本当はもっとこうしたかった、こうして欲しかったんだ
下から産んであげられなかった
とか、様々な感情が湧き上がるのがお産です。
出産の振り返りをサポートしてくれた助産師さんは
市原こずえさん
自宅出産から帝王切開で6人のお子さんを授かる中で、生後104日で赤ちゃんの死別と4回の流産を経験されました。
命の奇跡と、普通に過ごせる有り難さを実感し、学校で命のお話や出産振り返りの会を開催されています。
この絵本は、7歳だった一番上のお姉ちゃんが、たんぽぽちゃんの気持ちになって書いた詩が綴られています。
振り返りの会は4組の親子、助産師学生さんもご一緒でしたうち1組親子は私の妹、甥っ子君です
最初はこずえさんが自身の6人の出産体験、流産の体験を、1人ずつお話ししてくれました。
参加者さんにも、出産体験をお話してもらうのですが、話したくない事は話さなくても良いよ、というスタンスで
今、話したい事を話そうという形で進みました
プライベートな事なので内容のシェアはできませんが、産後1年近く経って、やっと気持ちを話す事ができたと涙されるママさんもいらっしゃいました。
ずっと周りに話す事が出来なかったと。
ここまで長かったですよね。お話できて良かったですよね。
私たち助産師も日頃、出産の振り返り:バースレビューは大事としていますが
出産体験をどう受け止めるかで、その後の価値観、人生、本当に変わってくるのですよね。
出産には本当に色々な形がありますが、どの形も、とても立派な体験です。
自分を責める事は何もないのですよね。
出産の時に感じた、これは良かった、嫌だった、という沢山の感情を聞いてもらいたい人に話せると、気持ちが整理できるのではないかと思います。
赤ちゃんも何かしら伝えたい事があって、どう産まれてくるかを決めてくる赤ちゃんもいるのだそうです。
こずえさんが言うには、
赤ちゃんは一生の間にどれだけ手にかけてもらうかを決めて生まれてくるみたいです。
つわりだったり、泣きが激しかったり、反抗期が強かったり
次はどんな手でくるのかな大変な事だけど、困難と思えることも赤ちゃんからの、何かのメッセージなのかもしれませんね
出産の振り返りは、とっても大切なプロセスです。
助産院でも、来られたママさんと出産の時こんなだったあんなだった、なんてお話になります。
助産師だからこそ場面が分かり、分かち合えるものもあるかと思うので、ぜひ、色々なお話聞かせていただけたらありがたいです