アロマテラピーでつらい鼻炎症状を緩和

急に暖かくなりましたね。

桜も咲き始め、一気に春らしくなりました。

暖かくなると体も緩んで、過ごしやすいのですが、花粉症の方にはつらい季節でもあります。

春の鼻炎は、花粉が原因といわれます。

さらに東洋医学では、春はデトックスの季節とされ、鼻水やくしゃみなどで、体から老廃物を出しているとも、言われています。

確かに、体が温まり、血行が良くなって、筋肉もゆるんでリラックスしてくると、デトックスも起こりやすくなります。

そこで、アロマテラピーが通年性アレルギー性鼻炎に与える影響についての実験をご紹介します！

【実験方法】

対象:通年性アレルギー性鼻炎の男女54人
精油:サンダルウッド精油、フランキンセンス精油、ラヴィンサラ精油のブレンド
（スイートアーモンド油で0.2%に希釈）
対照:香りなし（スイートアーモンド油）
方法:1日2回、7日間、
ブレンド精油、またはスイートアーモンド油のみを滴下したシートを、鼻から30㎝離し、通常の呼吸で5分吸入。
実験直後に質問票に回答する。

【実験結果】

鼻炎症状全般、特に鼻づまりのスコアについて、精油の吸入をした場合、香りなしに比べて、スコアが有意に減少しました。

これにより、精油の吸入が、通年性アレルギー性鼻炎症状を緩和する可能性が示唆されました。

『AEAJ機関誌NO95より』