グリーフケア〜喪失と再生のプロセス〜 | 『愛のうた♡命、輝くとき』
昨夜より、 日光の実家に来ています。


父がいけてくれた梅の花と
"ぼんぼり"みたいで可愛い三椏(みつまた)が おかえり と迎えてくれました。

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顔を近づけると
優しい春の香り...

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両親とは、先日の祖母の葬儀以来の再会。


父と息子が寝たあと、母とふたり
祖母との思い出や祖母の死を経て思うことを静かに語りあいました。



まさか こんな早く、こうなるなんて
という 驚き。


本当は今も変わらず生きているような
とまどい。


もっと こうしておけばよかった という
後悔。


もう 二度と あの手を握ることはできないのだ という哀しみ。


そして

祖母が遺してくれた思い出を
泣きながら、笑いながら
分かち合いました。



ひとつひとつのおもいに
蓋をすることなく言葉にすること。

涙をこらえず流すこと。


ひとりで抱えこまず
受け取ってもらうこと。



大切なひとを失くす という
経験をしたとき
起きる混乱や悲嘆を
他のなにかで紛らわせることなく

ひとつひとつ
丁寧に拾いあげてゆくこと。



時には
信頼する人にふれてもらったり
抱きしめてもらうことで
ぬくもりを感じること。


思いのほか身体に刻まれた
死 というものの冷たさは
意識しているよりもずっと
しみこんでいるものだから。









生と死の両方が
ひとつの命の輪のなかにあるとしたら
喪失は再生のはじまりでもある ということ。




哀しみを癒そうとする必要もなく
不安定な心の揺らぎごと抱きしめ
いまを慈しみ分かち合い続ければ

それぞれの春はまた、やってくる。







かけがえのない今日を
かけがえのないあなたとー。