2月3日の節分に向けて(最終編) | 神様・仏様と共に在る日々感謝の暮らし★

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節分の由来と豆まきの仕方を前回紹介しました照れ

今回は恵方巻です

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一般的には、かんぴょう、きゅうり、かいわれ、しいたけ、厚焼き玉子、ウナギ、桜でんぶの7種類の具が入っています。

ただ、この具でないといけないという決まりはなく、最近では海鮮の具を使用した恵方巻きなども販売されています。
海鮮の恵方巻きには、サーモンやイカ・エビ・マグロなどが入っています。

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恵方巻きは、節分の日にある方角を向いて食べると縁起がいいと習慣付けられていますが、なぜなのか由来をご存知でしょうか?

その歴史は古くに遡り、文献(歴史上)に「巻き寿司」という言葉が初めて使われているのが安永5年(1777年)です。

では、なぜ恵方巻きと呼ばれるようになったのかその理由を紹介します。

大正時代初期に、大阪の花街でお新香巻きを恵方の方角に向かって食べる風習があったそうです。


花街は、大阪でもっとも栄えていた場所であり芸妓(舞踊や鳴り物でもてなす女性)が多く、宴席などでは、芸妓がお客をもてなす光景があちらこちらに見え繁盛していました。

この大阪の花街があった場所は、現在の「なにわ筋」「四ツ橋筋」辺りで、今でも大阪の中心地として栄えています。

そして恵方というのは、歳徳神(としとくじん)という神様が来るとされ、一番いい方角になっており、この方角を向いて食べることでご利益を信じていました。

現代のように節分の日に巻き寿司を食べるようになったのは、太巻きは海苔が巻かれている為、黒い棒に見えるので「鬼に金棒」=鬼の棒を食べて退治する意味も込められ節分の豆撒きと合わせられたそうです。


節分の日は厄除けの行事として豆撒きも行いますが、この節分の日に厄も落として恵方巻きを食べて福を巻き込むという習わしがあります。

大正時代の巻き寿司のお新香巻きから、現在の恵方巻きに変化してきたのは、昭和時代に入ってからになります。

七福神が縁起がいいと言われだし、この七福神に因んで7種類の具を使用するのが一般的となったようです。

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これは七福神を包む=福を7つ中に巻き込むという意味がこめられており、7種類の具が巻かれるようになってきました。



恵方巻きの食べ方とされているのは、毎年変わる恵方の方角に向かって食べることです。

恵方とは、歳徳神が来臨する方角とされ、たたり神が来ない一番いい方角になっています。

恵方にはこの歳徳神がいるとされているからです。

そして、食べている時は喋らないというのも恵方巻き独特の食べ方です。

また、この恵方巻きは、恵方巻きだけを先に食べることとされています。

途中でオカズなんてことはあり得ません。丸ごと1本を食べ終わってからでないと、おしゃべりも厳禁です。

もちろん小さなお子さんは太いと食べにくいので、少し細めの巻きにしてあげると良いでしょう。


2016年の恵方の方角の向きは南南東です。

細かい方角にはきちんと理由があります。

もともと恵方というのは、干支を10個にしたものを基準に算出されており、これを基準にすると24方位から方角を決めるようになります。
恵方巻きの方角向きの決め方
そして、一般的な16方位で見るから南南東のように細かい位置関係になっているのです。


昔からの言い伝えは現代にも受け継がれています。

ご利益があるとされている習慣は続けていきたいし、これからも残していきたい習慣です。

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上矢印上矢印上矢印番外編