越前城跡(仮) | 源行近のブログ

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山陰の戦国時代を郷土史レベルで研究しています。主に人物や城跡が中心です。

昨日はGWということで、尼子十旗の牛尾氏の居城三笠山に登ってきました。尼子十旗顕彰会の一員として個人的視察です。
本来はとなりの高平山に登る予定でしたが、急遽変更して何十年ぶりに登ってきました。これは後程。

帰りに立ち寄ったのが、同大東町にある馬田氏の岩熊城よりやや東にあるという出城(地名から越前城とします)。
ちょうど小学校側から行けそうだったので、そちらから向かいました。しかし後で知ったのですが、ここの小学校に続く道は警備態勢がしかれており、通行は遠慮くださいとのこと、申し訳ない。

さてこの城の主郭は標高80mくらいでしょうか、Y字に展開された郭を見ることができます。以外と広いです。

主郭

切り岸はしっかりしております。

山頂の東側は堀切と思われる遺構があり、谷からの侵入者を攻撃できる構造だったのでは?

上から

横は竪堀となっているが、位置的に不明ながら背後の尾根を遮断する位置ではある。

南に続く郭の中央端に土塁 これも不明

南端から降りると三段の小郭

尾根を南東に降りると細長い郭もあった。

山頂から学校側に下りまた一段高くなった場所にも小郭が数段確認できた。

感想として岩熊城とは異なる造りであり、出城であったのかは不明です。