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魔法少女まどか☆マギカ[魔獣編]考察 (第5話まで)
http://ameblo.jp/madomagi966/entry-12129979587.html
きらマギvol.25が発売されて約2カ月。遅ればせながら第6話まで読んでの考察です。
6/10のvol.26発売までには投稿したいと思っててとりあえず間に合った
前回記事で、もしかしたらまどかはほむ結界内に具象化した本物まどかで、
魔獣の擬態ではないかもしれないと予想したのは第5話で外れました (^_^:
大方の予想通り人型魔獣のマドカでした。
魔獣マドカの台詞の信頼性には疑念があるけれど。
QBが「これは魔獣だね」とあっさり明言したので魔獣であることは確かでしょう。
だけど懲りずに先の展開を予想/妄想していきます
「魔獣編4話以後から舞台は半魔女化したほむ結界」説はまだ妥当性があると思わってます。
I.まず今回は「映画叛逆のほむ結界見滝原」とB「魔獣編ほむ結界」との差異に注目します
<映画叛逆のほむ結界> <魔獣編ほむ結界>
a.魔法少女の敵 ナイトメア 魔獣
b.QBの性質 寡黙 饒舌
c.ほむら戦闘能力(武器) 時間停止の盾及び銃器 なし(弓を喪失)
a.魔法少女の敵について
ほむ結界の中で魔法少女の敵が魔獣でなくナイトメアなのは何故か。
元々は漠然と、決死の戦いでなく、ごっこ遊びのためヌイグルミの敵を用意したのかと思ってたけど。
考えてみたら、ほむ結界の内部で本物の魔獣を倒してGC(グリーフキューブ)をゲットしたら
ほむらの真のSGが浄化してしまうことに気付きました。
SGが浄化されればほむらは半魔女状態から魔法少女へ戻ってしまう!
おそらく虚淵氏がそう考えて魔獣と違う「ナイトメア」を設定したことに思い至りました。
そして自分の解釈では「魔獣編」では、途中からほむ結界世界で「魔獣」と戦ってる設定。
メタ視点で考えるとほむらが戦闘能力(弓矢)を喪失したのも、マミさん杏子と別行動にしたのも
ほむらが魔獣を狩ってGCを獲得できなくするための製作者の意図に思えてきました。
そしてマドカ魔獣のように親和的な魔獣なら、自身の内包するGSを利用してほむらのSGを
浄化してもおかしくないように思います。
第6話ラストで魔獣マドカはほむらSGに何をしてるのか。
初読でほむらSGを浄化してるように見えました。
???魔獣マドカに円環が憑依してSGを浄化してるの?
QB待望の円環によるSG浄化を披露したら叛逆に繋がらずに終わっちゃうからやっぱり浄化シーンじゃない?
改めて漫画のシーンをみると「ジジ・・ジ・」と擬音もありむしろ
SGの穢れをつのらせる場面に見えました。
だけどここで半魔女→魔女化したらやっぱり叛逆に繋がらない....
と混乱しました。
でも魔獣がいる世界ならGCでSGを浄化できることに気付いて、前述の発想に至りました。
そして以前のブログ記事で魔獣編のラストを次のように予想しましたが。
>まあ[魔獣編] においてまどかがほむらを救済できないことは規定事項なわけで。
>
>最終的には「今回は救済できなかったけど、必ず救済するから待っててねほむらちゃん」
>という叛逆につながる展開にして終わるのでしょうか。
>
>それとも[魔獣編] 全てが悪魔ほむらの追想として終結する可能性も考えられます。
第6話を読んで[魔獣編] のほむらはこれから「半魔女」状態から「魔法少女」へ戻り、物語の舞台が
ほむ結界内から本当の見滝原に移るのでは。
その場合、ほむらが魔法少女に戻るのが[魔獣編] のラストになるかもしれないし、
魔法少女に戻ってからもう少し物語が続くかもしれません。
そしてQBは最後にこう独白するのではないでしょうか。
「やれやれ、次の実験では魔獣が結界に入らないように干渉遮断フィールドを 調 整 しなくちゃね」と。
b.QBの性質について
叛逆の物語でQBが終盤まで沈黙を貫いた理由はメタ視点で考えると明らかと思います。
前作と同様に「基本的に嘘を吐かない饒舌なQB」なら叛逆の冒頭まどかが部屋で目覚めたところででも
「君がまどかだね。記憶を改竄されてるけれど、君は友人ほむらを救済にこの世界に来たんだよ。
さあ、ほむらのSGを浄化・消滅させる君の力を見せてごらん」と言うはずと思います。
むしろ言わなければおかしい。
そこで虚淵氏は、「ただ待っていれはそのうち必ず円環によるSGの浄化が観測できるから
黙って観察に徹するよ」と沈黙するQBを設定したことが想像できます。
ところが[魔獣編]のQBは前作と同様に饒舌です。
おそらく[魔獣編]は「叛逆でQBが沈黙することにした理由」を作るのでないかと思います。
[魔獣編]のQBの発言でQB実験が失敗したとすれば、QBは最後に次のように独白するでしょう。
「やれやれ、ぼくが余計なことを言ったから実験が失敗したみたいだね。
次の実験では観察に徹した方が良さそうだ」と。
c.ほむら戦闘能力
ほむらが弓矢の戦闘能力を喪失した理由については上記a.で述べてしまった
II.「まどかへの感情」を奪われた
これはちょっとした思い付きでおそらく見当違いな気がしてますが。
ほむらから奪った「この世界に存在しないまどかという存在に向けた感情」を魔獣が消化しきれず
「魔獣マドカ」が生まれたのではないか?
第6話ラストの魔獣マドカの胸にはほむら魔女の紋章が描かれています
魔獣マドカは叛逆のクララドールズのようにほむら魔女の使い魔的な要素を持つ存在でないか
それだとQBの台詞「この個体からはほむらの魔力が強く感じられる」が頷けます。
きらマギvol.25[魔獣編]第6話 p141 ほむらが魔女に操られてみえる描写は
実はほむらの(無意識過で)魔獣マドカを操る描写をミスリードするものに思いました
III.この地上に存在しないはずの濃度の「呪い」
これはもしかしたら「魔女レベルの呪い」は「魔獣レベルの呪い」よりも濃度が高いからかと思いました。
円環が浄化/消滅させるためSGの濁り/呪いは本来は低級な魔獣レベルで留まるはず。
QBが「干渉遮断で円環をシャットアウト」してるためほむらは半魔女状態に。
完全魔女化に至ってないものの、魔獣のレベルを超えた「呪い」がほむら魔女の使い魔的存在である
魔獣マドカにも感じ取られるのでは?と思いました。