白坂裕子です。
私はバンバンクラブという伴走クラブに所属しています。
視覚障がいの方や盲ろうの方は、一人で走れないので伴走者とロープを持って歩いたり走ったりします。
目が見えなくとも フルマラソンやそれ以上の距離(100キロ)のマラソンレースにチャレンジしているのです。
みなさん、とても底抜けに明るく参加すると、わたしのほうが元気をたくさんもらってしまう伴走クラブなのです。
そんなわけで、視覚に障害をもった友人が何人かいるのですが、楽しくつきあっていくうちに晴眼者より、整理整頓術が当たり前のようにされていることに気がつきました。
例えば お財布を見てみると
入れてあるカードがスッキリしています。
女性に多いのですが、様々なポイントカード・サービス券がたくさん入れてあったり、レシートがずいぶん前の分まで入っていたり(しかも忘れられている)します。
そして見るも無惨な大きなお財布になってしまうのです。そして使わないカードをたくさん入った重いお財布をいつも持ち歩いています。
でも必要なカードは必要な時に、探そうと思えば時間はかかるけど探すことはできます。
ただ視覚障がいのある方は、たくさんのカードを持っていると大変です。普段つかうカードは一枚一枚点字で印を付けているからです。
こんなふうに。
こういった手間があるので、本当に必要なカードしかお財布にもっていないのです。
なのでスッキリしています。
しかも 点字の印の位置はちゃんと考えられています。
お財布を取り出して、お財布を広げて、すぐに点字を読める位置にあるようです。
よく私達がレジの前でお金やポイントカードやメンバーズカードを出す時に、時間がかかって後ろの人に迷惑をかけてしまっている時があります。
そうならないようにカードは本当に使うものだけ、しかも使う頻度によってカードのしまう場所も考えてあるし、点字の印の位置も考えつくされています。
本当にすごいなって思います。