うつ病は甘えだ、という人がいます。
たとえ実際にはいなくても、そう思われているのではないかと不安になることがあります。
結論から言うと、「甘えだと思われているんじゃないか」と思う、その自分を責める気持ちが問題点です。
問題点、といっても、それはうつ病の症状なので、そういう悩みが出てくるのは当然のことです。病気が回復してくれば、なくなる悩みです。
逆に言えば、「うつ病は甘えじゃないか」という思いがなくなれば、病気は治ります。
じゃあ、どうすれば、「うつ病は甘えなのか」という思いがなくなるのか。
それには2つの方法があります。
一つは、「うつ病は甘えではない」と言い聞かせること。
うつ病は、脳の伝達物質がうまくいかなくなった状態であり、感情や気力をコントロールできない、肉体の(物質的な)病気です。だから甘えだと言う人は、そもそも気持ちをコントロールできなくなるのがうつ病だという知識がなく、適当なことを言っているのです。そんな知識のない人の言うことを真に受ける必要はありません。あなたの方が、もうすでに体験も知識も上回ってるはずです。
ふたつめの方法は、「甘えたっていいじゃないか」と理解すること。これはワンランク上の考え方。
うつ病になる人は、子供の時に十分に甘えられなかったか、大人になってから十分に休養をとらずに疲れをためた人。
だから、甘え・休養が絶対必要であり、甘え・休養がうまくとれるようになれば、病気は治るんです。
病気であるうちは、まだ甘えが足りない状態。「甘えてる」と言われたら、言い返さなくてもいいけれど、心の中では「そうだよ~」「いま甘えることで回復に向かってるんだよ~」と思いましょう。
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