これを言葉で説明するなら、「記憶と感情がぴったり結びついている状態」
記憶を思い出す=身体症状が出る
記憶を思い出す=心が揺さぶられる
もう過去の出来事なのに、いままさに体験しているかのようなストレスを受ける。これがフラッシュバックです。
いま、こんなことを言われて腹が立った。
いま、恥ずかしい思いをした。
いま、痛かった。
こうした「現状に反応する感情」だけでも、ストレスはあります。でも、過去に反応していたら、無限のストレスを受けなければならなくなります。
現状だけのストレスだけに絞っていけば、ストレスは大幅に軽減することができます。
記憶をなくすことはできない。
記憶を感情と切り離すことはできる。
まずは、できないこととできることをハッキリ区別しましょう。
そして、できることに取り組みましょう。
記憶と感情を切り離す方法。
これには3つの方法があります。
1、あの人だったらどうするか?
自分とは違う対応をしそうな人を2、3人思い浮かべます。そして、その人だったらこう答える、こう言う、こう対応するというのを、できるだけ鮮明に思い描きます。そしてその人に自分が入り込んでみます。さっきまでは思いつかなかった視点を得ることができます。うまく対応できている自分を味わうこともできます。これで記憶は、過去には対応できなかったけれど、今はもう対応できることになります。記憶と感情は切り離されました。
2、映画館で上映されている映画だと思って眺める。
フラッシュバックする内容をそのまま、映画館で上映されている映画のように、スクリーンに映し出します。それを、私は観客の一人として眺めています。そして、こういうストーリー展開だったら面白いのに、とコメンテーターになったつもりで感想を述べます。さらには監督になったつもりで、こういうストーリー展開にしよう、と提案し、映画のストーリーを変えてしまいます。記憶を客観視して、感情と切り離すことができました。それだけでなく、過去のとらえ直しまでできます。
3、サイズを変える。
さまざまな大きさのテレビがあります。小さなブラウン管のテレビから、大型の液晶テレビまで。フラッシュバックはいわば臨場感あふれる大型サイズ。身体ごと呑み込まれてしまいがちです。それを小型テレビに代えていってみましょう。最後はケータイのワンセグサイズに。記憶の大きさを自在に変えることができます。小型にしていくと、臨場感が少なくなり、扱いやすい記憶になります。感情移入しにくくなります。
以上の方法は、少し練習が必要ですが、何度も取り組んでいるうちにできるようになります。自分がやりやすい方法を試してみてください。
記憶と感情を切り離すことができれば、記憶はなくならなくても、感情で動揺して、身体症状が出たり、落ち込んで寝込んだり、食欲がなくなったりすることがなくなります。記憶はただの記憶だからです。今現在の私にはなんの影響も及ぼしません。
過去の記憶は、「そんなこともあったなぁ」というものに変わります。今は、過去と全く関係なく、目の前にあることを楽しんでいいんです。
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