セッション、ワークショップ、イベントなどがきっかけで色んな方と知り合う。

その後、いくばくかの方とは5年10年という長い付き合いになる。
行き詰まったり、何か困り事があったり、何となくそろそろ話がしてみたいなとかそんな風に感じて会いに来てくれる。そうこうするうちに、その人たちは、本当の自分を見出したり、本当にやりたい事に気付いたりして、いい顔になり、いい雰囲気になり、いい人生を歩きはじめる。
その変化を、横で見させて頂くのは、本当にうれしい。自由になり解き放たれ、やがて羽を広げて飛び立っていく、それを見送るのがわたしの喜びでもある。


いつだったか、「本当に変わる気のある人、真剣に自分に向き合う気のある人だけに来て欲しい」と願ったというか、そういう人だけがわたしの元に来るのだと自分で勝手に決めた。すると、お客さんが激減した。
その代わりいい出会いが増えた。
わたしのところに来る人は、転機のタイミングで来る。わたしに出会って、仕事を辞めたり、人間関係が変わってしまったりする方がとても多い。本当に自分がしたい事に出会い、自分の人生を生きるようになるからだと思っている。

わたしが変えるわけではない。
あくまで、本人が変わっていくだけだ。
わたしは、ただのきっかけを与える役割で、そのきっかけを与えるということすらも、わたし自身がしているわけでもなくどこからかの指令をお伝えしているだけに過ぎない。
せいぜい、通訳者ぐらいの役割なのだろう。