河鹿園へ行って来たの巻 | ウマとシカの日常

ウマとシカの日常

沖縄出身シンガーソングライター Maicoのブログ。
現在東京在住。


沖縄から無事帰ってきて、
本日は何の予定も入れずにのんびり。





昼、近所に週末出店のピザ屋が来てるということで行ってみた!

本格的で美味しそう〜〜!!
とりあえず1人で1枚はぺろりいけるそうなので
2人で2枚頼みました。

マルゲリータとバジルトマト。
(トマトづくし...笑)



出来上がるのに15分くらいかかるという事で
すぐ下にある河鹿園へ行ってみることに!


河鹿園は昨年閉業したばかりの老舗旅館で、
今はその昔ながらの景観の素晴らしさを生かして今美術展をやっている。




前からずっと行きたいと思ってたんだけど、
この日から入場料も安くなって¥300で観れるとのこと!普段は¥1000なのです


ラッキー!!






そして中に入ると、
すごく雰囲気のある御当主が笑顔で迎えてくれた。


話によると、沢山の若い人たちにもみてもらいたくて価格を下げているらしい。
今近くに住んでいるというと、「ご近所さんじゃないですかー」となんだか嬉しそうに笑ってくれた!




丁寧に説明してくださり、
中の部屋を拝見。


どの部屋もとても見晴らしが良いー!
窓もピッカピカ!





そして廊下にもいろんな歴史ある俳句や絵があり、まさに唯一無二な美術館。



しかもこんな古くからある建物なのに、
めっちゃ綺麗さ保たれてる所にもまた感動。
虫の死骸ひとつ落ちてませんでした!!





さすが大正時代からの建物。
平成の人間からしたらまるで異世界に入り込んだ気持ちになり、なんてゆーかワクワクした!


今は持ち出しも禁止されている屋久杉が使われていたり、ほんと自然のパワーを感じました。


これは良い。窓の外は心地良い緑の世界。





そしてお風呂場の鏡↓
東京府三田村って。どこそれ!笑
こんな所からも時代を感じました。


ここでお風呂なんて最高だっただろうなあー、





そして、個人的に一番興奮してしまったのが
この大きい居間。

  

国宝級の画や壺がびっしり。

入った瞬間に鳥肌がたった!




上手く言葉にまとめれんけど
一つ一つの作品に宿る魂の主張が、、、
全身にビリビリきました。



この作品たちは御当主の趣味で全てコレクションしたものなんだそう


普通ならガラスに入ってるけど、
ガラス越しだと作品が死んでしまうとのこだわりからそのまんま飾ってあるそう。


なんか凄い勇気だなぁ。

作品への深い愛情と尊敬を感じました。

大好きな玉堂先生の作品もたくさん。




なにせ河鹿園の文字も玉堂先生によるもの。
※↑ネットから引用



とにかく一つ一つの作品に「やべえー」の一言しか出なかった。
言葉のレパートリーの少なさ!笑
本当に感動した時って言葉にならないよね(言い訳)





そしてそうこうしてる間にピザが焼けたという事で、中で食べさせて貰いました



わあ〜

インスタ映えじゃん?



いつも写真撮る前に食べちゃう食いしん坊の私がこれは撮っておかなくちゃってなりました。笑





しかも目の前には玉堂美術館


ああ、本当になんかもう全てが満たされる時間。




食事中に御当主が来て、
「暑いでしょ〜。これを体に当てると気持ちいいから使って〜」とガンガンに冷えた保冷剤を持って来てくれたり


細やかな気遣いに感動。


ピザも本格的でめっちゃ美味しかったー。
この景色とともに頂けるなんてこんな贅沢他にない!





その後は二階に上がって、お茶碗たちを拝見。

これだけのものがこんな格安で…
まじで行かなきゃ損だよー。








てなわけで、
河鹿園は入ってから出るまで全てが芸術だった。


建物、景色、作品、人、空間、自然の音や匂い、

まるで時間の流れが違う。


だって最後出る時にはもうどこかを長いこと旅してきたような本当満たされた気持ちになってた。



¥300でこんな豊かな気持ちになれるなんて、
まじで心からオススメします!





場所は青梅市「御嶽駅」を出てすぐ左側です。笑



都内からだと遠いけど、
御嶽には河鹿園だけでなく川のアクティビティや玉堂美術館、美味しいお蕎麦屋もあるし、A-yardてステキな宿もあるし、お洒落なカフェもあるし、なにより山と川のエネルギーを感じれる。


私にとって東京では一番住み心地の良い場所です。笑



夏は御岳へ!