名古屋の女性税理士・荒井真紀です。
税務調査数日前。
まず、税務調査の前に、税理士のところに「事前連絡」があります。
通常は10日程前に事前連絡があり、会社・税理士・調査官で日程を調整します。
ただ、今回は人事異動があるということで、事前連絡は6月末にありました。
異動前の調査官が日程調整をし、実際に調査に来たのは異動後の調査官でした。
しかも、新しく配属された新人調査官をつれて2名で・・・
税務調査1日目。
調査官は朝の10時頃来社します。
午前中は帳簿などを見ることは少なく、雑談を交えながら、会社の近況を聞いてきたりします。
今回の質問事項はこんな感じ。
・会社の業務内容
・会社の沿革
・主要な取引先
・主要な仕入先・外注先
・役員の氏名と職務の内容
・従業員の状況
・年間売上目標 など
そして、実はこの雑談が侮れないのです。
雑談の内容は、天気や景気、趣味の話などが多いのですが、
このとき、実は調査官は帳簿に記載されていない内容の聴き取り調査を行っています。
特にベテランの調査官になればなるほど、雑談がうまく、雑談の時間が長くなりやすい傾向にあります。
例えば、趣味がゴルフと答えたら
→接待交際費に事業と関係ないゴルフ代が含まれていないか？
例えば、趣味がお酒と答えたら
→同じく接待交際費の飲食代にプライベートが含まれていないか？
今回の社長の趣味は、海外サスペンスドラマの視聴。
事務所の棚に、そのDVDが並んでいることを目ざとく見つけた調査官。
でも当然経費にはしていませんので、問題ありませんでしたが。
１２：００～１３：００ お昼休み
基本は１２時になるとお昼休みですが、会社のお昼休みが１２：３０から、などの場合はその時間に合わせてくれますので、
遠慮なく申し出て下さいね。
昼食を用意する必要はもちろんありません。
調査官は「調査先で昼食の提供を受けてはならない」と上司から厳しく指導されています。
また、午後からの調査方針を立てたり、
場合によっては、昼休みを使って、上司に電話で相談するケースもあります。
【調査１日目午後に続く】
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荒井真紀税理士事務所
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