名古屋の女性税理士・荒井真紀です。

 

お昼休みが終わり、13時に調査官が戻ってきました。

午後から、いよいよ本格的な調査が始まります。

 

今回の調査では、午前中に下記の科目の元帳のコピーを頼まれていました。

・売上

・材料仕入

・外注加工費

・製造雑費

・旅費交通費

・接待交際費

・消耗品費

・車輌維持費

 

この科目を中心に見ていきたいということなのでしょうね。

 

まずは売上のチェックが中心でした。

顧客との取引において、受注から代金回収まで、どのような管理体制で、どんな書類を作成しているかを知るために聴き取り調査が行われます。

 

・契約書の取り交わしはあるのか?

・見積書の作成はだれがするのか?

・請求書の作成はだれがするのか?

・代金回収方法は何か?

などを聞かれました。

 

その上で、売上に関する証票類の把握と帳簿等との照合もおこないます。

 

特に見るポイントが、締め後の売上。

例えば9月末決算法人の場合。

例え請求書の発行日付が10月であったとしても、9月中に納品をしたものは9月の売上に計上する必要があります。

これを締め後の売上と言います。

 

それともう一つは、現金入金の売上。

振込と違って、現金入金は証拠が残らないため、ごまかせるという目で調査官は見てきます。

こちらが発行している領収書と、売上の照合を行っていました。

 

そしてもう一つが仕入・外注費のチェック。

発注から入庫、代金支払までの間に記録されたり、作成されたりする伝票や帳簿類などが、いつ誰によって作成され、どこに誰が保管しているかなどの聴き取りが行われます。

 

仕入先・外注先すべての請求書と領収書の提示を求められ、

元帳との照合を行っていました。

 

今回、新人調査官の実地研修もかねているため、

締め後売上がどんなものか、上席調査官が新人調査官に説明しながらの調査。

それもあって、なかなか進まず。

1日目の調査は、決算期前後の売上を見たくらいで終了となりました。

 

【調査2日目に続く】

 

 

 

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