書きたいと思いながらなかなか書けずにいました。
おとといで、テアトル新宿での4日間に渡る田辺・弁慶映画祭セレクション2019品田DAYの監督作品の上映が終わりました。
上映に向けて3月頃から最新作『鼓動』を撮り下ろすことを決め、
体力的にも精神的にかなり消耗した4ヶ月を過ごして
上映が終わって1日ぐっすり眠りこけて、「あれ?もう7月半ば?」というタイムスリップしたような気持ちでもあるんですが、
確かに作ってきた映画が4日間上映され、多くの方に足を運んでいただきました。
表題作『不感症になっていくこれからの僕らについて』
最新作『鼓動』
『Dear』
『マヨネーズラブ』
『ノンフィクション』
以上5作品。
毎日出演者も来てくれて、登壇してくれて、盛り上げてくれました。
塩田明彦監督にも「さよならくちびる」のトークで忙しいところトークに来ていただき、
藤原季節に至っては急遽1対1のトークを開催し、ここでしか話せない話をさせてもらいました。
新作をぎりぎりまで粘って作り上げたせいで満足に宣伝できず、正直人に来てもらえるか不安だったのですが、
最終日は満席の劇場で迎えさせていただきました。
映画にとっても自分にとっても尊い時間を過ごさせてもらいました。
色々なご感想を頂戴して、僕らの映画が誰かに移っていくこと、そこから気づくことも多々ありました。
例えば「ひかりの歌」杉田協士監督が書いてくださっていた感想、
「宛名を書いても届かないことがわかってる。それでも送る手紙のようだった。現実ではつなぐことが叶わなかった手。そのために作られた映画たち。品田さんはそのとむらいをつづけてる。」
これを読んで、「あぁ僕の映画はそういうものだったのかもしれない」、とストンと腑に落ちたり。
他にも沢山あるのですが、ここでは割愛します。すべてありがたく頂いています。
見に来てくださった方、応援してくださった方、本当にありがとうございました。
また、『鼓動』はMotion Galleryさんによるクラウドファンディングによって成立した映画です。
今回ご支援くださった皆様に改めて、心よりお礼を申し上げます。
映画って良いなと改めて教えてもらった時間でした。
これからどんな表現をしていこう。
たくさん刺激も受けて、今はワクワクした気持ちを持っています。
全員のこれからにご注目いただけたら嬉しいです。
また、昨日からテアトル新宿では「ウーマンウーマンウーマン」(近藤啓介監督)、その後も7/13(土)から「からっぽ」(野村奈央監督)、7/15(月)から「すばらしき世界」(石井達也監督)と続きます。
田辺・弁慶セレクション2019も引き続き、お楽しみください!
テアトル新宿で連日21:00〜です。
テアトル新宿HP
4日間、ありがとうございました。