『青い鳥 今すぐ出ておいで現実の世界へ』 | あいののまんまるのーと

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大久保 藍乃です。

『こんにゃく座歌役者』です。
『歌のおねえさん』となって子ども達に歌を届けに行くこともあります。

うたってうたって、旅して歌って。
お歌の事や旅のこと、気が向いたらゆるゆるっと更新します。

タイトルは文春新書『こどもの詩』より引用しました。
この本はとある新聞でずっと連載されていた、こどもの詩の中から180編集めて本にしたものです。
こども達のいきいきとした言葉が飛び交っています。

この本はいつぞやか偶然本屋さんで見つけて、おもしろそう!っと買ったものです。

今では、宝物の本です。



見ず知らずこども達の言葉に、微笑まされ、励まされ、ハッとさせられて……
寝る前にふと思い立つとパラパラパラっと読みます。
その時その時で、目に留まる詩が変わります。それは私の個人的な事でだと思うけど。

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これを書いた子は、今はどんな大人になっているのかな…
なんてよく思います。





以前、保育園で大中恩さんの『おとなマーチ』を歌ったことがある。

♪なりたいっなりたいっなりたいっおとなになっりったぁ~いたい!!

っという曲。
リズミカルでとても愉快な曲です。

その流れでふっと
「みんなは大人になりたいですか?」っと当時、なんとなく聞いてみた。

そうしたら、みんなすかさず
「はーーーーーい!!」
っと大きな声で返事をしてくれました。



もう数年前の事だけど、あのときドキっとしたのです。冷や汗がでるドキでした。







気がついたら私は大人でした。年齢の話だけど。
大人だけど、どちらかというとまだ子どもでそれを若者と言います。(バカ者です、なんて揶揄したりする)
小学6年生の時に書いた卒業作文では『将来絶対舞台女優になってやる!』っと書いて、今、舞台に立つお仕事をしていたりする。子どもから「将来オペラ歌手になりたいと思いました」っと言ってもらったりする。

あのとき描いた自分の大人像がなんだったのか、具体的ななにかはわからないし、きっと具体的に考えていたりしないんだろうけど、今はあのときよりは大人になったから、大人像(ここにおいての大人像は、今日以降の自分のこと)を具体的に考えたりする。
ただ、当時は、大人になったら色んな事がもっとわかるようになって、色々なことがしっくりくるようになって、誰にも負けない自分をもって立って主張して毎日を送れる、っと、思っていたと思う。

けど、大人になっても色んな事がわかんないし、全然しっくりこないし、自分の意見には自信がないし……

自分の中の“確かな物”を探す探す毎日毎日毎時なのです。


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最近読んだのは『童謡はどこへ消えた』。
平凡社新書 書いたのは作曲家の服部公一さん。アイスクリームのうたの作曲家。

今まで『赤い鳥』やラジオの『うたのおばさん』時代の事をうっすらとは知っていたけど、詳細がたくさんのっていて目から鱗ウロコ涙。
それらをふまえて、童謡が生まれる歴史がとても細かくリアリティ溢れる記述がたくさんつまっていた。

童謡の世界、っというか、こども達のまわり音楽、歌も時代に左右されている。
これは、まぎれもない事実で、これからの歴史もそうなっていくのだ。
音楽が人に及ぼす影響は大きい。それは古代ギリシャ時代から言われていることなのである。



戦争が遺した歌:全音楽譜出版社

今日、ディスクユニオンで見つけた本。本というか楽譜。
手をだす勇気が出なかったけど、いつか読みたい本(楽譜)。








私は楽しい歌が好きです。
みんなが楽しい気持ちになるような音楽です。
楽しい気持ちになる歌を歌いたいです。
それは確かなことなのです。

モーツァルトには短調の曲が極端に少ない。
モーツァルトを口ずさみながら、寝ます。おやすみなさい。