9ヶ月目〜春夏振り返り | manooon column 2

manooon column 2

鍵盤の人だったけど2014からは自然栽培の人、マノフミヒロの日々是エッセイ。〜2010。活動告知、雑感など。

夏に草と竹パウダーを混ぜて夏に二ヶ月寝かせて作った土がヤバいです。
硬めの有機物を二ヶ月すき込み寝かせたサクサク、フカフカの団粒構造。
おす!これは楽しみ!



うんとタカ畝にしました。
下が30センチで赤土のため、排水を良くし微生物の働く土へと。


秋野菜種まきしました。
ダイコン、ハクサイ、シュンギク、秋じゃが、タマネギ。
シュンギクは春に採れた種を蒔きました。
来月はホウレンソウ、ニンニクの予定。
くんたん、かきから、竹炭で生育の違いを試します。


2月から春野菜は自然農法のガイダンスに従い、草マルチする以外はほぼ放置で育てました。
その結果、ほとんどムシ食い!ヤーマン!
生で美味しいエンドウも後半ムシたちの餌食と化しました。

納得行ったのはシュンギク、レタス。
キャベツはレースの様な虫食いの跡。
コマツナに至っては発芽後に速攻芯、のみ!
ルッコラ、インゲンは食用には充分採れたけどこれも後半ムシ食いで種が採れませんでした。
エダマメは鞘はあるが身は付かずというまあ悲惨な状態。

峠山の一画を自給畑として借りたのが今年の一月から。
冬から夏への山の環境の激変に圧倒されました。
草がすごい、なんてもんじゃないっす。
ほっとくと樹になり、整備した山道がすぐに元の森に!な次元。


二月の自給畑。



同じ場所の六月。

奥はもう、秘境です。


夏にはもう一反、杉崎さんとの試験農場が始まるわけですが、こちらの草も凄まじかった。

地面に蔓延り、伸ばした草からまた根を生やして増殖していく草があるんですが
毎日ニンジンの除草、撒いたパウダーは雨に流れ、雨に沈んだエダマメは発芽せず…などなど。
一回見に行く度に調べる事と作業が増殖していくのね。

そして私も倒れました。
草に負けたのは私だったというわけですね。
杉崎さんを始め家族、職場の皆さんにはご迷惑と心配をおかけしました。
おかげで人類が農薬、除草剤に見た夢にも理解を示せました。
でも使いません!
ありがとうございます!

というわけで、秋からの目標は収量。
できる事はやります。
とはいえ環境負荷の激しい農薬、除草剤、化学肥料、動物性肥料はもちろん今後も使いません。
お金もかけません。
観察と知恵で対応していきます。

竹の王国、峠山の竹炭と竹パウダーの不思議な構造の力を引き出していきます。
地球の覇者、微生物先輩にはこれからも大活躍していただきます。

自然の力でもいつか荒れ地は元に戻りますが、ヒトはその速度を速める事が出来ます。
多様性を復活させる知恵を持ちます。
破壊ばかりでない、ヒトは環境の番人になれます。

ここでやってることは希望でしかないのだと。
どこかにある、急所を知るのです。


ほうろく屋の極上あぶらかすも今季からいよいよ登場です。


ナタネを一度しか圧搾しないため、速く多くのこのご時世に他の製油所(メーカー)では存在し得ない、ふんだんに栄養分の残ったあぶらかす。

最初にシュンギクを収穫した時の感動と、食卓にりさの作った食材が出てきた時、
峠山のBBQでみんなでとうもろこし食べた瞬間がepochと成りました。
忘れられない。