PTAがなくても学校はやっていける
「PTAはなくても学校はやっていける。」と発言するのは、カワバタさんのPTA連載でも紹介されている元校長のtoshi先生。先生のブログ「教育の窓・ある退職校長の想い」の中でPTAについて精力的に発言されている。
今回は、「PTAと学校(11) PTAの未来像は、
http://blog.livedoor.jp/rve83253/archives/cat_31496.html
先生は、
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『自由にすれば、活動しない。』ではなく、『自由にすれば、やりたい人がやり、その輪は広がり、充実していく。』のです。
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と、PTAの可能性を大いに認めてもいるのだが、一方で次のようにも述べている。
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やりたい人が、やりたい活動をやる。やりたいという人がいない活動はしない。これは、PTA活動の自主性、任意性、多様性を認めるということである。
学校としては、『PTAをあてにした学校経営は古い。』と認識すべきである。任意性が高いから、今年行われた活動が来年も継続するとは限らない。そう腹をくくるべきである。
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そして、もしもいやな経験をする人が多く、なり手がいなくなれば、PTAを廃止すればいいではないかとも言う。
「なくなっても大丈夫か?」という不安に対しては、新設校でPTAのない学校の校長先生の次のような話を紹介している。
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「いやあ。初めっからないのだから、別にこまることはありません。ただ、授業参観と学級懇談会があるだけです。もっと幅広く連携を図ろうとする動きもないわけではないです
が、その必要はないという考えの方ももいらして、今のところはまとまっていません。」
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そしてtoshi先生は言うのである。
「まあなくてもやっていけるということだ。」と。
授業参観や保護者会があれば、学校運営上「別にこまることはない」。これは前々からの自説であったが、経験豊かな現場の先生の口から聞けて、まさにわが意を得たりであった。