文科省・教委は学校行事での差別を放置していいのか? | まるおの雑記帳  - 加藤薫(日本語・日本文化論)のブログ -

文科省・教委は学校行事での差別を放置していいのか?

今日の2ちゃんの「PTAの違法性について5」(>>633)にたいへんショッキングな情報が寄せられている。
次のようなものだ。

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(本エントリ末尾の画像参照)

区別化って言ってるけど、会員の区別にはなってなくて、生徒の差別化になっている。
みんなに贈れない物なら配るのを止めてしまえばいいのに。
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もし保護者が同様の記念品を用意できなかったら、その保護者のお子さんは、卒業式という大切な場面で、他の生徒から差別されることになるのである。
学校行事なのですよ!!

学校はなにをしているのかと言いたい(怒)。
(ちなみに、この文書は、学校のホームページに出ているもの!)
卒業式という学校行事の主催者として、差別的行為に加担するなどということが、あっていいのだろうか。


PTAならPTAという団体が、卒業生全員に対して、贈り物をしたいというのなら、それがよほどおかしなものでなければ、ありがたくその申し出を受ければいい。
しかし、「自分達会員の子どもにだけ贈り物をしたい」と言うのであれば、そんな馬鹿な申し出は断わるべきだろう。
そんな無茶苦茶なことを言う団体の言いなりになっているとしたら、「学校がジャックされている」と言われても仕方がないはずだ。

学校行事、それも一生の思い出となる大切な日(このケースで言えば、義務教育最後の日である)に、生徒を差別するなどということが、あっていいはずがない。
なんでこんなことが分からないのか、ほんとうにため息が出る。


PTAのあり方とは…さんによると、PTA等への厳正なる指導を求めると、文科省は「重大な法令違反が認められない限り、指導はできない」と答えたそうである。

学校行事における児童・生徒の差別的扱い。
これは、文科省の言う重大な法令違反に当たるのではないのか。

これに類似したケースは、うちの子供が通った学校にもかつてあった。
他の学校でも同様のケースがある可能性は十分に考えられる。

文科省・教委には、厳正かつ速やかな対応を求めたい。

なお、この問題は給食費の未払い問題とはまったく別の案件であることを確認しておきたい。

まるおの雑記帳-PTA会費問題