レトルトとの闘い | 鈴の音

レトルトとの闘い

住み込みの寮母をしながらヨガのインストラクターをしているマヤです。


今回は『食事』がテーマです。


私が東京からここへ住み込みで働くにあたって、不安の一つが朝食を作るというお仕事でした。


東京で女1人で働きながら1人暮らし。正直、食事を作る事にエネルギーを注いでこなかった。料理を作ることが嫌いではなかったのですが、してこなかった。

ヨガを始めて20年以上、10年くらいはベジタリアンだったり、それなりに流行りの健康食品を試したり、冷凍ものや添加物が入っているものを控えたりオーガニックのものを選んだり、色々やってはきたものの、楽しく美味しく食べてヨガしてれば消化できるやろ!!というところに落ち着いていましたデレデレ


特に病気をしてからは、牛肉以外はなんでも食べています。別に牛を食べてもいいのだけども、インドでは牛は神様でヒンドゥ教は牛を食べないので、私なりのインドとヨガに対する敬意みたいなもの。10年くらいはベジタリアンだったので、そこまで肉を食べたいとも思わないので、そこで落ち着いています。


つまりは何を言いたいかというと、そんなに料理に自信がないという事。

たかが朝食といえど、3人の他人へ提供するわけです。毎日毎日休みなく簡単ではあるが、レシピを調べて作れるものを増やしながら提供していました。Instagramに載せて、皆さんに励まされながら成長していきました。



割と普通に提供出来るようになったと思うんですよ。それでも勝てないのが、レトルトやお弁当、コンビニのご飯なんです笑い泣き

舌がそういう味になれているんだと思うのですが、そっちの方が美味しいと言われるとショックを受けていました。それでも食べているうちに、手作りが美味しいと言ってくれるのではないかと思って頑張ってました。

まともなものが提供出来る最近になっても、私の手作りのスープよりもチューブのレトルトの味噌汁が良いと言われるのですえーん

私の料理の腕がいけないのかと思い悩んだり、好き嫌いをリサーチして美味しく食べて貰えるように日々考えていました。



ある日は見た目を可愛くしてみたり。。。。

しかし、まさかのクマ🧸スルーゲロー

ザクっとクマ一瞬で分断〜


しかも、辛くて食べられないという最悪の事態(これは私のミスですが💦)



打倒!レトルト!コンビニ飯!お弁当!!


でも、心が何度か折れて降参しました(笑)

彼らが好んでいる味を尊重します

「そればかりだと健康に良くないから私のご飯も食べてね。」とお願いしました。

自分の好きな味を否定されても、好きなものは仕方がないですよね。


普段は晩ごはんのお惣菜も手作りのものがグループホームへ運ばれてきますが、自粛期間でそれが難しい時期があり、最初は3食作っていました。でも、私も疲れ果ててしまったんです。なので、ヨガをしてきて健康に気をつけた食事が叩き込まれてきた私ですが、レトルトを使う事を許しました。

何となく罪悪感を持っていたんです。だからこそ、少し意地になっていたのかもしれません。


「レトルトの方が美味しい」と言われるとテンションも下がりますし、悲しい気分にはなりますが、なんでも美味しいと喜んで食べてくれるのはいい事!私も楽が出来るんだから良し!としました。


何が何でもこうでなければという頑なな思い、信念は厄介です。柔軟に臨機応変に対応していかなければ、ポキッと折れると思いました。


理想ばかりで今のこの瞬間が楽しめないようになるよりかは、今の現状を受け入れて折り合いをつけるのは悪事じゃないですね。その方が自分にも周りにもストレスがない選択でしょう。


日々、自分にも相手にも優しく出来る様に、その時なりに明日もまた朝食作ります❤️