ベイ印アクションが炸裂!!色々、説明が抜けてたり前後が繋がらないけど、それはいつもの事だ!甲羅スライダーとか、なんだか楽しそうだぞ!死にかけても、こうすれば復活!ってのもいつもの事だ。さすがミュータントのなせる業だと納得しておこう。
ニューヨークにヘリで19分で行ける雪山が、どこかにあるかは知らないが、トラックで滑り落ちる画期的なカーアクションだった。
この作品は、ミーガン・フォックスがベイ・ファミリーに返り咲いた記念すべき復帰映画でもある。
『トランスフォーマー/リベンジ』の時、マイケル・ベイ監督を「ヒトラー」に例えた発言で、スピルバーグの逆鱗に触れ、クビになったミーガンだったが、自らの発言に後悔していると発言し、ベイに謝罪した事でこの役を手に入れた。
真面目に心を入れ替えた彼女は、役にもそれが現れ、真面目な演技を見せている。が、彼女の魅力であるセクシーさは薄れ、かつての攻めてる彼女は何処にもいなかった。それなら彼女には、せめてダサいメガネでもかけさせて、レポートする時だけ外すとか、王道のドジッ娘的なキャラクター性を与えたりすれば、面白くなったと思う。その方が空回りする真面目さが際立って良かったと思う。
オイラの好きな俳優、ウィリアム・フィクトナーは、出てきた時点で、ストーリー展開の全てが読めてしまった。
彼がどういう立ち位置で、彼が過去に何をし、そしてこの後どう行動するのか?その全てが、彼の登場だけで見えてしまう。それだけに、彼は背負っているものが演技に出てしまう実力派俳優だ。残念だが、子供向けのアクション映画には、ミスキャストだと言わざるを得ない。
ウーピー・ゴールドバーグの成長ぶり(特にお腹まわり!)にも驚かされたが、なんだか、ちっとも面白くないので、違う人かと思ってしまった。
むしろタートルズに似てる!
その彼女が、こんな小さな役を演じてるなんて驚きだ。パンフレットにも、プロダクションノートで、「降臨!」とか言って触れているだけで、キャスト紹介に名前がない。なんて扱いだ!まあ、彼女もあからさまに演技にも身が入っていない。ミーガンとのやり取りは、さながらアクターズスクールで覚えの悪い生徒と、うんざりしながら相手をしているメソッド教師のようだった。
フット軍団のリーダー=シュレッダーは、その名の通りシザーハンズな悪役だ。物理的な攻撃力が高すぎるデザインなので、ダメージを受けただけで致命傷となる。
よって、闘うメインキャラは、彼からダメージを一つも受ける事はない。ひたすらチャンバラだ。隙を見せたら斬られる!のではなく、なぜか蹴られる。この繰り返しで、いつまでたっても決着がつかない。スピードがあってもダラダラしていた。
監督のジョナサン・リーベスマンは、ホラーやエイリアンの描写に、徹底したリアリズムで表現する作風だ。
それは今回も、キャラクターに活きており、下水道で育ったミュータントたちのリアルさには眼を見張る。四人のタートルズは、肌の質感は勿論、ゴミ溜めから拾って来たようなコスチュームに身を包み「絶対に抱きしめられたくはない」姿に仕上がった!
もし3Dで見ていたら、確実に◯ウトだった。(○=アorオ)
この手の映画では、後半には愛すべきキャラクターになる筈なのだが、残念ながらそれはなかった。単純に、両目が離れ過ぎているからだと分析してみた。
アニメ版のように、エイプリルがミケランジェロの頬にキスしたり、思わずネズミ先生に抱きついたりするシーンがなくて、本当に良かったと思う。
Ha Ha Ha ┐(´ー`)┌
やっぱり、ニンジャ・タートルズは、アニメがイチバン!!