年始に帰省してから
 これまでより、少しだけ
 まめに実父へ電話をかけてます

 2年前2022年年始は、
 一緒に、こたつで鍋をつついていた母
 昨年年始は、車椅子に乗り始めた頃
 自分で食事をしていたけど
 今年は、父が口元に運ばないと 
 飲むことも食べることもできません
 
 一部上場企業の取締役まで務めた
 仕事人間だった父は
 料理もできなかったのに
 年始、食卓にあがったひじきの煮物を
 とても美味しいと褒めると
 「以前は、食べれれば良いと思っていたけど
 最近は、砂糖を多めに入れたり
 味も意識するようになった」
 と、家事の腕前を上げていました
 お惣菜は、(たぶん節約のため)買わない父、、

 ただ、介護疲れが明白で
 施設から帰宅した母を急いで受け入れようと
 先月、玄関で転倒して額を何針か縫ったり

 帰省中も私が動線に置きざりにした掃除機に
 足をとられて転倒したり
 、、眼の前で全身倒れこんだ父は
 母に食べさせるおかゆのお椀は
 落とさず死守していました

 認知症になるまでは、
 おしゃべりな母に背を向けがちだった父
 必要に迫られて母に向き合うようになり
 初めは、慣れずに少し苛立ちを見せていたけど
 意思疎通が困難になった母に
 「みっちゃん、みっちゃん」と呼びかけて
 かいがいしく介護を一手に引き受けている
 そんな現状は、把握していました

 今回の帰省で新たに認識したのは
 父が想定以上に母の介護に支えられている
 ということ
 食事の用意も、洗濯も母のため
 その動機づけがなければ
 食事も洗濯も放棄しがち
 ケアマネさんも同じ指摘されていました
 
 「(妻が)何を考えているかわからないけど
 たまに、パッと頭の回路が繋がったような
 こちらの事を理解しているような反応があって
 面白いんだよ」
 と、嬉しそうに話す父

 自分では命を保てない
 よわよわしくなってしまった母を
 何とかしなきゃということに夢中
 自分のことは二の次三の次になっていました

 申込中の母の施設入居
 いずれ避けられなくなった時
 父が、自分の時間を楽しむより
 母が側にいない寂しさに
 気力をなくしそうで心配です
 心配しても、仕方ないことなんだけど、、
 


 先週末
 北海道出身の友人からもらった小豆を炊いて
 あんこを作り
 鏡開きしました
 甘さ控えめ


 義父が収穫したかぼちゃと合わせて
 かぼちゃのいとこ煮にも
 なりましたよ