源氏物語の舞台〜宇治 | merveilleux777のブログ

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お花の教室…
メルベイユ、フルール
「素晴らしい花」主催


日常の中で感じたことをエッセイ、ポエムにして…♬

今年の初詣は


宇治川の右岸 朝日山の山裾にある


日本最古の本殿である


宇治上神社⛩️へ参拝





宇治上神社は 宇治平等院の


建物や土地を守る神様を祀った


「鎮守社」



鳥居⛩️をくぐると 見えるのが


宇治上神社の本殿かと思うが…







手前に見えるのは拝殿



鎌倉時代前期の檜が使用された


屋根の建築手法は


「縋破風」の美しい建物




拝殿の前には 円錐に盛られた

「清めの砂」


お正月や祭りに 境内にまいて


お清めする盛り砂




昔 我が家のお正月準備には


山の砂を庭にまいたり


門松に添えて 盛り砂をしていた


お清めの光景が浮かんでくる






手を清めるため


大きな館が構えられている


手洗い場へと足を進めると…



「宇治七名水」の一つとして


名を馳せた「桐原水」が


今もこんこんと湧き続けている






室町時代には 7つのすぐれた茶園


「宇治七若園」が作られ


その栽培に欠かせない水として 


宇治七名水も誕生し


いつしか 他の六名水は枯れたが 


現在も「桐原水」だけ湧いている


歴史ある湧き水




そんな貴重な湧き水で 手を清め


拝殿の奥へとまわりると


かなりの樹齢ある 立派なケヤキや


赤い実がたわわな南天



年初めに目にする 


心地良い風情を感じながら


本殿へと…






本殿は 平安時代後期の木材が使われた


日本最古の古きゆかしき神社建築




本殿の内部には 兎道稚郎子

応神天皇 仁徳天皇が祀られ



左右の社殿は大きく 中央の社殿が小さい

三殿からなる 一間社流造り


今に至るまで 残り続けている


貴重な建物






宇治上神社は


世界遺産として登録され


宇治の地に 厳かに


古都京都の文化財として鎮座していた





宇治上神社を参拝した後


地元宇治の氏神である


「宇治神社⛩️」へと参拝





雪も散らつく参道には 


冬の風物〜千両や椿


春を呼ぶ〜蝋梅や水仙


冬から春へ かすかに移ろう


花の暦








宇治は かって「兎道」(うじ)とよばれ


今も「兎道」(うどう)という地名があり



宇治神社の祭神「兎道雅郎子」が


宇治に来る際 道に迷ったとき


正しい道へと導いた兎を「みかえりうさぎ」


とよんだといわれている





宇治上神社の紋や人形や御守りにも


この地にいわれある兎が描かれ


今も神使として大切にされている






宇治神社の参道を下ると


水流も多く 川幅も広い 宇治川


宇治川にかかる 朱色の橋「朝霧橋」




宇治上神社、宇治神社、


源氏物語ミュージアム、平等院へと川を渡る


宇治らしい趣きの朝霧橋





橋上から眺める 緑の山々


宇治橋と両岸に並ぶ家並み


渓谷から勢いよく 流れ出る宇治川


絵になる美しい風景





橋のたもとには 源氏物語ゆかりの地


宇治橋を背に 宇治十帖のモニュメント



源氏物語にあやかり


淡紅色に白い覆輪の美しい立性の木


江戸椿の「ヒカルゲンジ」





咲き始めるのは 桜の咲く頃…


春 陽の光輝く頃…


華やぐ春椿〜ヒカルゲンジ



源氏物語ゆかりの地 


今 まさに 脚光浴びる 


いにしえの地 宇治