源氏物語ミュージアム | merveilleux777のブログ

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お花の教室…
メルベイユ、フルール
「素晴らしい花」主催


日常の中で感じたことをエッセイ、ポエムにして…♬


千年の時を超え愛され続け


今大河ドラマでも注目されている


「源氏物語」


当時の雅な世界に 思いを馳せ


宇治市にある「源氏物語ミュージアム」へ…






ここは 源氏物語の幻の写本や


3000冊以上もの蔵書が取り揃えられ


源氏物語の魅力を 模型や映像により


わかり易く紹介されている



源氏物語の訳本を出された


瀬戸内寂聴さんが館長だったミュージアムキラキラ





平安時代の文化に親しめる


(平安の間)


まず目に留まるのは 桜の木🌸と

文字がぼかされた 雅な王朝和歌



「手に積みていつしか見む

    紫の根に通ひける野辺の若草」

              

                         〜源氏物語の若紫の巻〜






実寸大を復元された


平安貴族が利用した乗り物 


牛車の展示





光源氏の邸宅 六条院の大きな模型や



「源氏物語と王朝絵絵巻」の映像が



光源氏と女君たちが暮らした様子が


一層 鮮明にうかがえる





室内で囲碁を打つ様子や


「垣間見る」場面が人形での再現され


垣間見の体験ボックスから 覗いて


灯りの効果の違いを体験




平安の間では…


物語の中で描かれた


貴族の生活や文化が紹介され


平安絵巻きを 楽しく体感キラキラ




宇治への道行きには 


〜わが庵は都のたつみしかぞすむ

     よを宇治山とひとはいうなり〜


喜撰法師の和歌が 迎えてくれる




平安京の貴族たちにとって


  宇治は 風光明媚な別世界



平安の間と宇治の間をつなぐ架け橋




幻のようなガラスの架け橋をわたると…



展示室全体が物語シアターになり


音声、照明演出で幻想的に紹介されている


(宇治の間)



平安時代 紫式部により創作された


全54帖にわたる世界最古の長編物語の


後半13帖は 光源氏の子や孫が主人公


その最後の十帖が この地宇治にまつわる


「宇治十帖」



ここ「宇治の間」では

光源氏の子 薫と孫の匂宮


そして八の宮の娘である 

大君、中の君、浮舟をめぐる物語

などが紹介され


貴族の暮らしと装束なども


展示されている


映画では 宇治十帖がテーマの


人形劇「浮舟」が上映され


源氏物語を 視覚で 20分ほど鑑賞



最後に 源氏香では


52帖の帖名が 解答名に使われた


香木の違いを当てる「組香」の体験



当時 香りの原料は


東南アジア、中国、インドから渡来した


貴重で高価な物で


香りの原料を調合して 線香を作ったり


香炉で焚いた「薫物」(たきもの)などが


生まれたという




こうした香りは 仏壇で線香をたいて


清浄な空間に整えたり


香りの良い木で 仏像を彫ったり


仏教と深く関わっているという





我が家の先祖が 戦に行く時


武装した衣に 空薫物の匂い袋を


忍ばせていたと聞いているが…


それは 気を整え 気合いを入れたり


護身のための御守りであったのかもしれない







今も 香りは我々の日常に存在し


お仏壇のお線香が 

ビャクダン科の香りだったり…


紅茶やお菓子が 

クスノキ科のシナモンの香りだったり…


花のアレンジの材料が

シナモンやクローブの香りだったり…


身近な癒やしとなっている







先日 鶴瓶の家族に乾杯では…


大河ドラマ 光る君へで


源氏物語の清少納言役の

「ファーストサマーウイカ」さんが出演され



清少納言の好きだという香を求め


淡路島のへ…



はるか昔 淡路島に沈木が漂着し


聖徳太子が 香る木を沈香木と見極めたと

いわれているように


淡路島は 線香の生産日本一位



こうした木から抽出された香りは


時を超え 今も人々に愛好される香り




中国風の文化を基礎とし


日本独自の文化が発達した平安時代



平安中期には 紫式部により


全54帖の世界最古の長編物語が創作され



主人公 光源氏等と女性たちとの


恋愛悲恋などが綴られた源氏物語





瀬戸内寂聴さんなどの 多くの語り部から


大河ドラマ〜光る君へ



今千年の時を超え


華やかな平安絵巻きに 思いを馳せて…キラキラ