お子さんがご飯を食べずに残されると、『私のご飯が美味しくないのかな?』と罪悪感を感じていませんか
成長の事は勿論、良く食べる子と比較して焦ってしまったり、食べないとイライラしますよね
私もそうでした。
なんでこんなに手間をかけたのに食べないの?
なんで!?お菓子ばっかり食べて!
しかしお子さんからしたら決してご飯がまずいのではなく、それぞれ理由があるから食べられないんです。
うちの場合は、私が仕事をしていて息子だけに食べさせる事があったり、お箸が上手に使えない事が大きな理由でした
ワーキングマザーも、お家で家事をし子守をしているママも、みんな忙しいですよね。
しかし、お子さんの立場になってみると解決するかもしれませんよ
食べないからと無理に食べさせてしまったり、ご飯を残すと叱ったり怒ったりしていませんか
きちんと解決し、笑顔で食事をするにはお子さんの気持ちを理解して、親子共有の目線で楽しい食事の環境を作っていくアクションが必要です
五感に働きかけ、食べることが好きな子になるようちょっとした工夫を紹介しますね
まず、お子さんがご飯を食べている時の様子はいかがでしょう?
・いつまでも口の中に食べ物を入れている
・ダラダラと食べ続けて量が減っていない
・1口、2口 ちょっと食べたらもう食べない
・偏食や、スープなどの一定のものしか食べない
・食べるのにムラがある
・途中で吐き戻してしまう
・遊び始めて食べるのに集中しない
・ご飯を食べるのを嫌がる
・好きな物ばかり食べている
・とにかく食べるのに時間がかかる
・おやつは食べるのにご飯は食べない
当てはまる事が多いのではないでしょうか?
小学校低学年までは、ご飯を食べる事に意欲的ではない子が多いですこれは特別なことではないんですよ
チーズしか食べなかったり、おかずを食べないなど色々なパターンがありお腹が空かないというシンプルな理由なのです
逆に皆さんがご飯を残したり、食事に時間がかかる時は、お腹がいっぱいだったり、食欲がない状態の時ですよね
お腹が空いていればもちろん食欲がでますが、感覚の鋭い子供は空腹を感じないと大人以上に食べたいと思う気持ちが薄れますだから食べられないのです
お子さんが、お腹が空かない要因もご紹介しますね
① 病気由来のもの
ついこの間までしっかり食べていたのに食べなくなったなど、急な食欲の変化がみられる場合には病気が潜んでいる可能性が考えられます。
下痢や嘔吐があれば感染性胃腸炎、吐き戻しが多ければ嚥下障害、湿疹や喘息を伴えばアレルギーなど、食べない以外にも目につく症状がある時には早急にかかりつけを受診して原因を突き止めましょう。
② 消化吸収力が弱い体質
ご飯を沢山食べられる子と食べられない子の違いには、消化吸収力の差が絡んでいます。
少しの量だけで満足してしまうのは、消化液が分泌されにくいので胃の中に食べたものが停留しやすいからです。一食抜かしても平気な子はこのタイプが多いです。
逆に食欲が旺盛で食べるのが早い子は消化液の分泌が良く、吸収力が良い体質といえます。
②の場合、消化を促してくれる食材を食べさせてあげれば良いので、ここでご紹介しますね
【リンゴ、キャベツ、大根、マグロ、山芋、キウイフルーツ、パイナップル、サーモン、チアシード、玉ねぎ、セロリ、イチジク、うなぎ、サフラン、みかん、ココナッツオイル、ズッキーニ】
などです
※消化吸収力が少ない子は脂質や塩分・糖分を沢山含む食品は避け、消化をサポートする食材を積極的に摂取させるとよいです
③ ストレス
食事中の雰囲気が良くないと、ストレスから食欲減退がダイレクトに影響します。特に注意したいのが、親心からせかしたり怒ってしまう食事でのしつけです
何とかしなきゃ!と気ばかり先行して、ついつい口調が荒くなっていませんか?
どのように食べるのかを提案しないまま、頭ごなしで否定ばかりする注意の仕方は増々食べられない子どもの心理を深く追いつめてしまうのです
食事中のNGワードをご紹介します。
『いつまで食べてるの!』
『早く食べなさい!』
『今日も最後まで食べないんだね』
『残さずちゃんと食べなさい!』
『ママの料理はまずいんだね』
『食べてくれないと悲しいな』
どうでしょうか?言ってしまっていることが多くないですか??
一方的な言葉は食べる事へのイメージが悪くなるばかりで、子どもの心に響きません。そのうえでNGワードは悲しい心理を生む要素が強くなり、暗い気持ちにしやすいことを知っておきましょう
※ストレスには免疫機能を低下させるコルチゾール・ホルモンの分泌を促す働きがあり、身長の伸びも阻害するほかに肥満を招く厄介な性質も併せ持っています。食べていないのになぜか肥満傾向にある子どもは、もしかするとストレスの強い環境が原因になっているのかもしれません。
④ うまく飲み込むことができない
食べたものをうまく飲み込めていますか?ご飯を食べるときに次のような様子がないかチェックしてみましょう。
・いつまでも噛んでいて、なかなか飲み込もうとしない
・飲み込むときにつらそうで、詰まってくるしそうな感じにみえる
・お水を飲んで流し込むようにして食べ物を飲み込んでいる
・飲み込むときに咳込んだり、むせたり、もどしそうになる
・食事中にお水を何杯も飲むなど、水分の摂取量が多い
・固形物は食べないのに、スープなど液体状のものは進んで食べる
上記に1つでも該当する場合は、食べ物を飲み込むのに苦労しているかもしれません。
飲み込みにくい原因には
① 噛む回数が少ないので食べ物が飲み込みにくくなり、食べる量が少なくなるタイプ
② 嚥下障害によって食べ物が食道を通り抜けることが困難で飲み込めないタイプ。
の上記、2つが挙げられます。嚥下障害は放置しておくと胃の消化機能を壊してしまい、腹痛を常態化させる心配もあります。普段の食事内容で様子が気になる場合には、口腔外科を専門にした歯科や耳鼻咽喉科で診察を受けることをお勧めします
⑤ 便秘
便秘は腸を膨張させるため、胃を押し上げて食欲を低下させます。コロコロの硬いウンチが出ていたり、肌がカサカサしているなど状態をよく見て便の記録をつけておくと対処がスムーズになります。繊維質の多い食品や整腸作用を促すヨーグルト、水分などを摂取して便秘を解消してあげましょう
いかがでしょうか
当てはまるものがありましたか?まだまだ原因はありますが長くなってしまったのでまた、次回ご紹介していきますね