夫に無視される新妻の週末。 | 世界を旅するラブレター

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「アラサー・独身・彼氏ナシ」現代女性の三重苦を背負ったバックパッカーが、さらに「住所不定・休職」をステータスに加え、世界一周に旅立ちます。

お元気ですか。

わたしも元気にやってますよ。


1日のほとんどの屋内ですごしているので

暑いんだか、寒いんだか、なんなんだか

気温の管理されたビルのなかにいると季節感とはなんぞやって感じになりますね。


旬の野菜や果物をおいしく食べて、元気に猛暑を乗り切りたいところですなー。


さて、表題の件。


犬顔さん(ロサンゼルスに住んでいる夫)とは時差があるので

Skypeで会話するのは毎週末だけなのであります。


で、いつもSkypeの終わりに「またね」の挨拶をします。


犬顔さんが寝る時間(日本時間の17時くらい)まで話しているので

たいていは「おやすみー」「またあしたねー」みたいな感じです。


このときに、わたしは

毎回、投げキッスをしています。


みなさん、したことありますか。

投げキッス。


ふつうのひとは経験ないかもしれませんね。

わたしも犬顔さんと付き合うまでは投げキッスなんてしなかったですよ。

なんといっても、恥ずかしいですからね。


んでも、そうでもしないと

ディスプレイの向こうにいる愛するひとにキスを送れないじゃないですか。


カメラに向かってキス顔するよりも

投げキッスのほうが恥ずかしくないのだ!

それに気づいてからというもの、

わたしは熱心に投げキッスを送り続けてきました。



お付き合いを始めた当初は、

彼もわたしの投げキッスを受け止めてくれていました。


むしろ、ちょっと照れつつお返しのキスをくれるほどでした。

かわいかったし、うれしかったです。

(思い出しただけでムフフとなるレベル)



付き合ってしばらく経ったころ

Skypeのおわりに投げキッスをしても、彼はお返しをくれなくなり

「こくり」とうなずくだけになりました。


返してはくれませんが、わたしの投げキッスは届いているようですし

「こくり」とうなずく姿もかわいいので、これはこれでいいということにしました。



そして、さいきん。

われわれは結婚しました。


Skypeの終わりに

またいつものように投げキッスをしました。


ついに彼は「こくり」ともしなくなりました。


あれ?

Skypeの通信状況がよくないのかな?


そう思って、また投げキッスを送ります。


画面の向こうの彼は、顔色ひとつ変えずに「じゃあね」と手を振っています。


あれー?

そう思いましたが、わたしも手を振りかえして「おやすみ」と言いました。


Skype終了。


彼に受け取ってもらえなかった我が投げキッスは

いまでもネットの海をさまよっていることでしょう。


もしかしたら、Wi-Fiの波にのって

あなたのところに届いているかもしれません。



「投げキッスがスルーされるようになった」という事実は

ともすれば、さみしくなってしまう事案なのでしょうが

ふしぎなことに、新妻(わたし)はあまり気にならないのです。


「むかしはキスを返してくれたのにー!きぃぃぃいいいい!」と怒っても仕方ないですしね。

むしろもともと硬派な性格の犬顔さんが受け止めてくれていたのを

スタンディングオベーションで讃えたいくらいです。


付き合い始めのころはテンション高いのがヒトの常なので

彼もがんばってキス返しができていたのでしょうが

家族となったいまは、きぶんが落ち着いて投げ返せないものと推測されます。


わたしは付き合って時間が経っても

「すきすき、だいすき、超あいしてる!」ってテンションが変わらないタイプなので

変わらずに投げキッスを連投しております。

個人差がありますからね、こういうのは。


時間が経てば、

愛情のカタチは変わっていくものです。


だいじなのは「愛する方法を相手に強要しないこと」なんじゃないのかなと思っています。


相手が相手なりに愛してくれているのであれば、

そのカタチを受け入れるのも、またひとつの愛なのではないかなーと。


なので、投げキッスを連投するのは、わたしの愛情表現であり

彼に同じことをしてくれと言う必要はないのかなーと。


犬顔さんはほかの方法で、

たくさん愛を伝えてくれていますしね。むふふ。


ただ投げキッスをやめてくれとは言われないので、これからも投げていきますけどね。

板東英二バリの登板記録を出してやりますよー!

いやっほい!



とはいえ。

「その愛し方は受け入れられないよー」ってときは

ちゃんとお伝えしたほうがいいと思いますけどね。


たとえば、

ぜんぜんセックスしなくなるとか。

いっしょにごはんを食べる機会が激減するとか。

おはようとおやすみのチューがなくなるとか。


人それぞれ許容できる、できない範囲は異なるものなので

お友だち、仕事仲間、カップル、夫婦、家族で理解しあおうとするのがだいじかと。


他人同士なので完全に理解することはできなくても

理解しようと努力することには意味があると思うのです。

(自分のことですら自分で理解ないときがある生き物だしね)


出会った最初から、

自分に完全完璧100%ピッタリな相手なんて存在しないわけですから。


せっかく好きになれた同士なのだから

そこらへんはおたがい想いやっていければいいですなー。



われわれ新米夫婦も、まだまだこれから。

よき恋人で夫婦で家族でパートナーになれるよう、精進してまいります。

おかげさまで、いまのところ順調にやらせていただいておりますよ。


さーて、今週末も投げキッスするぞー。


スルーされるだろうけど。


それもまた、われわれ夫婦のカタチ(発展途上)。

これからどう育っていくのか、たのしみです。



読んでくれてありがとう、またね。


夏ですねー。

I'm still alive , and i love u.


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