少し前ですが
深夜にNHKで「夏目漱石の妻」(全4回)が
再放送されていました。
録画していたものを夕飯時に
少しずつ見ていたわけですが。
意外や意外、3歳娘が「なつめそうせきの妻、見たい」
と見たがるんですね。
ネコちゃんが出てくるからか?
おかげさまで
娘は夏目漱石をカンペキに覚えました!
パチパチ~
代表作、『吾輩は猫である』も。
さすがに読んではいませんが、
漱石とネコが結びついた様子です。
私は
テレビドラマをどんどん教材にしていったらいいと
考える派です。
だから、歴史ドラマなんて大好物。
勝手に人物名とか覚えられますからね~!
私も「夏目漱石の妻」を見て、
読んだことのない漱石の作品がこんなにあるんだと知りました。
『文鳥』『坑夫』『思ひ出す事など』
漱石の短編では
『夢十夜(ゆめとうや』が好きですね~。
文字だけでこんなに頭の中で映像が膨らむのか、
と読むたびに驚かされる短編。
横たわった色白の女の人の
漆黒のような瞳がどんどん広がって・・
夏目漱石は
明治末から大正初期にかけての作家ですが、
当時の世のことを「人の好意が干からびた社会」
だと言っています。
そしてその社会で生きることを
「大変ぎこちない」と。
これって、平成の今と通じるものがありますよね。
高校の教科書に『こゝろ』の一部が載っていて、
遺書の部分なんかを読むわけです。
漱石といえば『猫…』や『坊っちゃん』という
軽快なコメディー調のイメージがあったので
『こゝろ』の重たさに強く惹かれました。
(重たいのが好きな10代 )
今、10代の死亡原因の一位は何だと思いますか?
自殺です。
夏休み明け9月1日が年間最高の自殺率。
明治・大正の世も、平成の世も
生きづらい人はいる。
漱石の妻、鏡子さんも
川に飛び込んで自殺をはかっています。
貧富の差もある。
働けども働けどもラクにならない世帯は
目に見えにくいかもしれないけれど、
確実に増えている。
今が大丈夫だからって、ずっとそうだとは限らない。
だからこそ、
子どもを自分の足で立つ大人に育てたい。
それには・・
これを考えることが子育て・自分育ての基本だな
と、考えます。
かとうきさよマスターインストラクターのメルマガはこちら
親勉カルタやトランプが買える
親勉オンラインショップはこちら
親勉 創始者小室 尚子先生の
子育てお役立ちメルマガはこちらから☆