マダミスプラフォレース】湖の章 | 即興ドール

マダミスプラフォレース】湖の章

マーダーミステリー「プラフォレース」

 

湖の章へようこそ。

 



 

湖の章 キャラクター】 湖のルートから頂上を目指すチーム

           現在は湖のほとりにテントを張って仮眠を取ろうとしている。

 

まずはキャラクターを決定しましょう。

 

クズリ:神人の清く正しく慎ましい少女。神のお告げを聞くことができるシャーマン的存在。

    日本で言うところの神社の宮司のような職についている。

 

ウロ:悪人。双子の怪盗の弟。他人のものを手に入れることに昂揚するタイプ。

  姉のボロとふたりで活動しているが、時に相手を出しぬき裏切ることも厭わない。

  暫定一位。調子に乗っている。

 

クノッヘン:旅人。十二人たちの住む世界を旅して回っている寡黙な男。

人間が好きだが親しくなりすぎることには恐怖を感じる。

 

メリノール:工人。刺繍を入れることが得意な器用な女の子。仲間が大好きなので

      チーム内最下位だが「このチームで勝利して、全体で4位になれる」と

      信じている。

 

 

キャラクターを決定したら、あらすじに進みましょう

 

 

【湖の章 あらすじ】

120年に一度のレースもあとは24時の最終決戦を残すばかり。

第一回戦と第二回戦で対戦相手だった

クズリ・ウロ&ボロ・クノッヘン・メリノール

の4人は今や運命共同体。

4人で最終決戦に臨み他2チームに勝利すれば

これから120年間、

1位悪人・2位神人・3位旅人・4位工人と、

上位4階級となることができる。

逆にもしも最終決戦で他2チームに負けてしまったら、

上位階級は他のチームに奪われ

9位悪人、10位神人、11位旅人、12位工人となる。

これだけは避けたい。

 

最終決戦にどんな試練が待ち受けているかはわからないが、

昨日の敵は今日の友。

4人は悪人ウロとボロをリーダーとしたパーティなのだ

。各種族からひとりずつが参加する「レース」だが、

悪人のウロとボロは悪人らしくルールを違反し双子の姉弟二人で参戦した。

クノッヘンは、はじめはそのことを不公平に感じたが

悪人がリーダーとなった今となっては有利であると考え直した。

また、クズリ・ウロとボロ・メリノールは学友でもあるのだ。

元の階級が5〜8位と真ん中の彼らは、

「レースに参加し一緒に上位階級になる」ことが夢だった。

湖チームの空気は実に和やかであった。

彼らは数時間前から湖のほとりにキャンプを張り、夕食を終え、

木陰になる場所で一人ずつ水浴びをし戦いの汗を流すこととした。

 

 

時刻は21時を少し回ったところ

現在は悪人の双子の姉、ボロが湖の木陰で汗を流している。

 

残る4人はキャンプファイヤーを囲んで談笑していた。

 

ウロ「なあ、怪談話をしないか。」

 

不意にウロが低い声で言った。

 

クノッヘン「いいですね。そう言った話は各地で仕入れていますよ。」

 

旅人クノッヘンは拾ってきた薪をくべながら愉快そうに答えた。

 

メリノール「やめましょうよ。そういう話をするとお化けが寄ってくるって言いますよ。」

 

工人メリノールはもう怯えている。

 

クズリ「大丈夫、お化けだったらもうすでにあなたの後ろに・・・」

メリノール「めええええええええ!」

クズリ「冗談よ。」

 

神人クズリはくすくすと笑った。

 

ウロ「いいねえ、クズリ。悪人の下につく神人はそうでないと。」

クズリ「別にそういうわけじゃありませんよ。メリノールが可愛いからです。」

ウロ「なんだよ、1位種族様に口答えすんなよ!」

メリノール「ウロ、ぜんぜん1位の貫禄ないですね〜。」

ウロ「黙れ、4位!」

メリノール「4位かあ・・・素敵な響き。

       これまで8位だったのに、半分の4位・・・。

       みんなできっと1〜4位になりましょうね!」

クノッヘン「皆さんは本当に仲が良いんですね。」

クズリ「小・中・高と同じクラスだったので。階級はあっても、親友ね。」

クノッヘン「レースの夜にふさわしい、とっておきの怪談があったけれど

      仲の良い皆さんにはあまり怖くないかもしれないな・・・。」

ウロ「なんだよ、聞かせろクノッヘン。」

 

クノッヘンはぽつり、ぽつりと話始めた。

 

レースの舞台である「十二山(じゅうにざん)」に住む物の怪「猫」の物語を。

 

実は「物の怪」として語り継がれている「猫」は

魔力を持って生まれてきた人間である。

 

120年に一度のレースの翌年、

十二人(じゅうにじん)どこかの家庭に魔力を持った

呪われし赤子「猫」が生まれる。

 

「猫」が生まれた家はその赤子と産み落とした母親を

十二山に捨てなくてはならない。

 

危険な山の中に置き去りにされ、やがて母子は死んでしまう。

 

十二人を深く恨んだ「猫」は魔力で蘇り、

母の仇を打つべくレースの選手たちを呪い殺そうとしている・・・。

 

その走る姿は獰猛な獣、しかし立ち止まった姿は

紫紺の髪色の美しい少年とも少女とも取れ、人を魅了し心を惑わす。

時に「猫」はレース選手の心を乗っ取って操り、

仲間のふりをして殺す機会を狙っている・・・。

 

 

クノッヘン「私が知っているのはここまでです。

      しかし、猫が紛れていても友人である皆さんならすぐに気づくのでしょうね。」

 

クズリ「どうしてそんなにお詳しいの?」

クノッヘン「この世界にはただ一冊だけ、についての書物があるのです。」

クズリ「ではその書物を?」

クノッヘン「いえ、どういうわけかその書物はページがバラバラになり、各種族の居住区に保管されているのです。私が旅をするひとつの楽しみとして、その書物のかけらと出会うというものがあります。みなさんは聞いたことがありませんか?についての言い伝え・・・」

 

クズリ「確かに、聞いたことがあります。

    猫に取り憑かれている間は、宿主の人格は深く眠りにつき、

    その声と姿を使ってねこが演じている。

 

メリノール「工人の図書館にもありましたよ、猫の話。

      猫に取り憑かれている人間を元に戻すには、裸にして尻を三回叩け。

 

ウロ「うちの村にもあったかもしれないなあ。

   猫に取り憑かれたあと、

   その間の記憶は猫に都合の良いように書き換えられてしまう

   とか、なんとか。でもまあ、迷信なんだろ?」

 

クノッヘン「確かに、過去に実際レースが猫に妨害され、

      選手が殺されたという記録はありません。

      もっとも、そんなことがあったら全十二人類全滅。我々はここにいませんからね。」

 

クノッヘンは笑った。

 

メリノール「見ました。」

3人「え?」

メリノール「紫紺色、って紫ですよね。紫の髪の人、見ました。」

ウロ「いつ?誰かに取り憑いたのか?」

メリノール「湖に着いたときだと思いますが

      取り憑いているかまではわかりませんよ・・・

      ごめんなさい・・・めえ・・・」

ウロ「泣くなよ、悪かったよ。」

クズリ「ですが、この山にはレースの選手以外の人間は立ち入らないはず。

     そうでない者がいたとなれば、猫の伝説に信憑性が出てきます。」

 

ウロ「そういえば・・・ボロの様子がおかしかった。

 

ボロはウロの双子の姉だ。悪人の選手として4人とここまで共に山を登ってきた。

 

クズリ「ボロについては私も違和感を持ったところが実は・・・。」

ウロ「やばい!ボロやられてるじゃねえか!えーっと元に戻すには、なんだっけ?」

メリノール「裸にして三回尻を叩けです。」

3人「・・・・・・・。」

クノッヘン「ちょうど今、彼女は入浴中ですが・・・。」

メリノール「友達とはいえ、上位種族のお尻を叩くなんて・・・。」

クズリ「そうなると・・・」

 

視線がウロに集まった。

 

ウロ「待ってくれ!もし、俺たちの勘違いで、

   ボロが猫になんて取り憑かれてなかったらどうなると思う?」

クズリ「それは・・・」

クノッヘン「しっかりと事情を話し、謝罪し・・・」

メリノール「・・・たとしても信じてもらえずボロはウロを半殺しにするでしょうね。」

クズリ「彼女はキレると手がつけられません。」

 

ウロ「・・・・・・。もう少し考えよう!ボロはいつも長風呂なんだ。

   あと30分は余裕があるだろう。きちんとみんなの記憶をすり合わせて、

   本当にボロが取り憑かれているのか・尻を叩くのはだれがやるのか

   話し合いで決めよう!」

 

4人は、今日の出来事について

そして、それぞれが幼い頃に聞かされた伝説について思い出し

ボロの尻を叩くか否か、そして誰が叩くのかを決めることにした。

 

 

【この後の流れ】

 

キャラクターシートの読み込み5分間

 

①会議 25分間

(会議中の密談は自由。ただし5分以内に戻ること。2名まで。)

 

➁会議5分間

追加情報を読んだうえで、全体会議のみとする。)

 

③多数決で、ボロの尻を叩くか否かを決める。

 

④叩く場合はさらに誰が尻を叩くか決める。(各人、自分を含む一斉投票)

 ※同票の場合は、暫定一位種族であるウロの票が2票扱いとなる。

 

 

【それではキャラクターシートを読んでください。】

キャラクターシートをダウンロード

※上記サイトからは追加情報もダウンロードできますが

  追加情報はこのあと所定のタイミングで開いてください。

 

【会議25分間 密談あり】

 

25分が経過したら、追加情報を読んでください。

 

追加情報

※上記サイトからダウンロードしても、boothからダウンロードしても内容は同じです

 

【会議5分間 密談無し】

 

【投票】

まずは、ボロが猫に取り憑かれているか否かを多数決で決めます。

 

次に、取り憑かれていると結論付けた場合、4人の誰が尻を叩くか決めます。

 

【エンディング】

① 猫が取り憑いていると結論づけ、ウロが尻を叩く

② 猫が取り憑いていると結論付け、クズリが尻を叩く

③ 猫が取り憑いていると結論付け、クノッヘンが尻を叩く

④ 猫が取り憑いていると結論づけ、メリノールが尻を叩く

⑤ 猫が取り憑いていないと結論づける

 

上記の中から、たどり着いたエンディングを読んでください。

 

エンディング

 

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