支援の問題②【物資かお金か?】vol.1の続き
では、どのようにそのお金を
町民へ届けるのか。それは、被災者個人へ直接にお金を送るという方法も
ありますが、知人がいない限りいきなり送りつけることはできません。
被災者の人々が、生活に必要なものを、必要なタイミングで用意するには
どうすればいいのでしょうか。
それは、彼らが自分自身の「生業」をしっかりと持てる環境を
支援する事ではないでしょうか。
お金を送るといってもいつまでも送り続けることは不可能です。
しかし、支援をもらい続けていては生業を確保する努力への妨げに
ならないとも言い切れないでしょう。
そのような状態において、「そろそろ自立を…。」と言われ
援助が切れてしまった時、一体その人は何を糧に生活をするのでしょうか。
「自立」を支援するのであれば、まず、生活に必要な物を買ったり、
費用を支払ったりするお金を稼ぐ「手段」を提供することです。
その手段さえあれば、これまで得ていた支援がなくなったとしても、
「生活手段」は残る訳です。
大風呂敷な説明になりましたが、
支援というのはここまで考えて行う責任があると、私たちは考えています。
では、そのような「生活手段となる生業を支援」するにはどうすればいいのか。
支援の問題②【物資かお金か?】vol.3へ続く