支援の問題③【寄付金の行き先】vol.4 | RSA JAPAN絶賛活動中

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南三陸町復興支援事業を行っている団体 RSA JAPANのブログです。南三陸町災害ボランティアセンターを拠点として活動を行っています。皆様の温かいご支援よろしくお願い致します。


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津波の被害に対する専門的なスキルなど誰も持っていない中で
お金だけが集まってしまったけど、支援者への説明責任を果たさないと今後の寄付が集まらなくなる。しかし、集まった支援を本当に必要とされているものに使う為のスキルやシステムができていないから、優先順位としてはそこまで高いと思えないような支援をみんなで重複しながらやっている。

一般の支援者にはこのような部分はやはり見る事ができないでしょう。震災直後の3月13日から(自衛隊より早く入ってます!)現地に拠点を構え支援を調整している私たちも津波被害の素人です。(本当いうと素人じゃない者が1名いますが、明かしたくないそうなので....)

しかし、どの団体よりも長く活動し、町の人々や外部の支援者と協力し
その支援だけに集中して活動をしています。

ですから、上記のような問題は起きません。

町にとって優先順位が高く必要な事業を展開することを主たる目的としているので、当然その為の資金集めとなり、寄付金はそこに投入される事が決定されています
お金が集まってから、「何しようかな。」ではありません。

ですから、大きな寄付を抱える自信は十分あります。
資金さえあつまればという事業もすでにスタンバイ状態です。(それらはサイト<RSAの復興事業> のページでご覧頂けます。)

RSAJAPANは南三陸町内だけで事業を展開します。
人員の都合上、町外の要請をうければ、町内の事業に人的リソースが避けなくなり、片手間な支援になってしまう事を認識しています。
そして被災地と一言でいえど、その被害は土地によって様々です。ですから、気仙沼で成功した支援の枠組みがそのまま南三陸町でうまく行くと考えるのは、浅はか過ぎます。その逆ももちろんなわけで、土地ごとの地理的な配置、地形、町行政機能の損壊度、交通の復旧度、家屋の損失比率、町内産業の復旧稼働率etc、隣の被災地でさえ行政区が変われば全く別のものと考えるべきでしょう


しかし、大きなNPO団体であっても、その辺の分析は非常に雑で、「あっちでやったから、こっちでも。」という
柔軟性のない支援の枠組みをはめ込もうとして失敗します。

他の地域や都市で私たちと同じような考えや行動様式で動いている団体があるかは、私たちにはわかりません。
ですから、これまでの話しは南三陸町内に特化したものですが、同じような状況が外にもきっとあるのだろうと感じます。南三陸町内の震災支援については外部支援団体では一番長く活動経験をもっています。私たちの支援のあり方に賛同してくださる方は、是非ご協力をお願い致します。

支援したいという人々の心を、きちんとした形で必ず町の人々へ届けることをミッションとしています。

あ、なんか最後は宣伝っぽくなっちゃいました(笑)

でもここに書いた事は真実です。