明成社編集部有志のブログさんより
http://ameblo.jp/meiseisha/entry-11266132444.html



「女性宮家」問題。
今後、重要視されなければならないのは 
ご皇室の方々のご意見ではないか?




現在、政府は皇室のご活動の安定を図るためとして、これまでなかった新しい皇室制度である「女性宮家」の創設を検討しています。

今回の政府の公式発表を踏まえれば平成十七年の「皇室典範に関する有識者会議」報告書と同様、女性皇族の配偶者は民間出身の人であっても皇族となると思われます。

その場合、お子様も皇族でなければ不自然であり、そうなると、そのお子様は男性であっても、女性であっても「女系」(母方のみでしか天皇と血統的につながっていない)ということになります。

そして、その方が皇位を継承された時点で、神武天皇から男系で続いてきた皇室の伝統が断絶することになります。
 
「女性宮家」について、三笠宮寬仁親王家の長女、彬子女王様は、毎日新聞のインタビューに対し「今の議論は女性宮家を創設するかしないかのみになっているような気がして、そこには違和感があると申しますか…。男系で続いている旧皇族にお戻りいただくとか、現在ある宮家を養子として継承していただくとか、他にも選択肢があるのではないかと思います。女性宮家の議論だけが先行しているように感じられます」と述べられています。

彬子女王様のご発言は当事者であるお立場だけに重要な意味を持っています。

旧皇族の復帰については、様々な意見があり、戦後六十年もの間一般人として生活をしてきたのだから、皇族に復帰することは違和感があるという人もいます。

しかし、そういう意見に対し、彬子女王様のお父上である寬仁親王殿下は『皇室と日本人』 の中で、『「有識者会議」の結論では、女性天皇のお婿さんは皇族にするということです。まったく一般の方が天皇の夫(皇族)になるほうが、よほど違和感があるのではないでしょうか(中略)天皇誕生日には、皇族と旧皇族が全員、皇居に集まって両陛下に拝賀というご挨拶をします。(中略)ですから、我々にはまったく(旧皇族の復帰)違和感などありません』と述べられています。

政府が進めている皇室制度改革は二千年以上続いてきたご皇室の行く末を決定付ける重要な問題です。
その中で今後、重要視されなければならないのは、他でもない皇室の方々の意見でしょう。
私達は、寬仁親王殿下、そして彬子女王様のご発言をしっかりと受け止めなくてはならないのではないでしょうか。

『皇室と日本人 寬仁親王殿下 お伺い申し上げます』(明成社) は皇室の役割や、拙速な女系天皇容認論に対する憂慮のご発言を集めたインタビュー集です。皇位継承問題で揺れる今こそあらためてお読み頂きたい一冊です。

/一茶




オーツーのひとりごとパートⅡ(日本が危ない! 核武装と国内安全保障を目指せ!)
『皇室と日本人』
http://www.meiseisha.com/katarogu/kousituto/nihonjin.htm






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