おはようございます、奥村です。

 

いやー、準備が多いなぁと思いなさるな。

備えあれば憂いなし。

長い列車ならしっかり備えて快適な旅を。

 

 

【車内気温・服装】

 

冬場以外なら、車内は半袖で、

あるいはそれに一枚上着を羽織るぐらいでちょうど良いでしょう。

 

上段はエアコンが結構効くので羽織りものが必須だと思います。

 

いずれにしてもパンツも羽織りも動きやすいものがいい。

 

乗車してから着替える人も多く、

みんなジャージみたいな動きやすい格好をしています。

(着替える場所はないので部屋で各自)

 

冬場もロンTや、ニット一枚みたいな、

けっこうエアコンが効いています。

 

どの季節にも言えますが、車内は乾燥しています。

乾燥が苦手な方は

乾燥対策はしっかりして行った方が良いでしょう。

 

僕も今回それをすっかり忘れて、

後半腕がカッサカサでした。いかんいかん。

 

保湿のためのクリームや、

あるいはマスク。

 

この辺は備えておいて良いと思います。

 

咳をしている人が多い時期は個室は恐怖です。

 

 

【食事】

 

長距離で大事なのは食事です。

軟臥の場合は隣に食堂車があります。

 

食堂車は当たり前ですが、少々高い。

(と言っても日本ほどの値段ではないですが)

 

セットメニューのみ提供の場合と、

単品オーケーの場合がありますが、

 

セットは45元(800円弱)で、

単品は20元から50元ほど、という感じ。

 

出来合いではなく、その場で作りますので

ありがたいことですが、

そこまで期待すべきものでもありません。

 

それから、

頻繁に車内販売があります。

・食事(朝・昼・晩 食堂車で作られるものを弁当にしたもの)

・果物

・その他(お菓子やカップ麺、ビール、酒、ジュース)

という感じで。

 

弁当は朝で15元、昼夜が20元。とか。

そこに単品だったり、麺だったり10元くらいのものもあったり。

 

温かいものが食べられるのはありがたいことです。

 

 

とは言え、一般の中国の方はかなりの量の食料を持ち込んできます。

カップ麺、果物、きゅうり(これが多い!)、ひまわりの種、アヒルの足の煮込み、、、

 

軟臥は下段のベッドの間、窓のところにテーブルがありますが、

これはもちろん誰が使っても良いのだけど、

下段に座らないと使えないので、なんとなく下段の人優先になります。

 

酒を飲んでもいいし、お茶を飲んでもいい。

 

四人で個室を占有できれば、大宴会もできます。

(軟臥は内側から鍵を閉められる)

 

酒や食料は適宜持ち込むのが良いと思います。

 

絶対に必要なのは水。

もちろん車内販売で買えますがちと高い。

 

僕の場合は水と酒。

そして日本からフリーズドライのお湯を注ぐだけの味噌汁とスープ。

余裕があれば列車に乗る前に果物と、

あと当日、翌日ぐらいに食べられる食べ物を持ち込みます。

 

ご飯に入ったお店で何かを持ち帰りにしてもらったり、

テイクアウトの専門店で買ったり。

 

57時間半とか、二泊三日の場合、

早朝乗り込みで、

朝昼晩朝昼晩朝昼と8回も食事があるので、

さすがに食堂車のご飯だけだと飽きます。

 

かと言ってカップ麺は好きじゃないので、

ここに工夫が必要です。

 

 

【寝る】

 

ベッドの幅は感覚的にはセミシングルぐらいでしょうか。

僕は寝たままは寝返りができない。

ちょいと起きて寝返るぐらい。

 

基本、昼間は座っている場所ですから硬いです。

硬めのベッドが好きな方はおそらく問題ないでしょう。

 

軟臥の場合は部屋単位で電気を消せるので、

だいたい22時台とか23時台に誰かが電気を消します。

 

読書灯が各自のところにありますので、

起きていたい場合はこれを使う。

 

列車が走っている時は走っている音がするので、

周りの人の音はそう気になりませんが、

駅で停車したりすると、いびきが響きます。

 

音がすると起きちゃう人、

知らないおっさんのいびきに耐えられない人は

耳栓があってもよいかもしれません。

 

僕はそこまではしませんが。

 

個室の良し悪しですが、

窓は開かないので、空気が籠ります。

 

にんにく、辛いもの、体臭。

軟臥でそうひどい思いをしたことはありませんが、

この辺は運次第ということで。

 

 

前回と合わせて、持ち込んだ方が良いものは、

・スリッパ

・トイレットペーパー

・歯ブラシ

・洗顔料など

・マグカップか水筒

・動きやすい格好

・乾燥対策

・食料(水・酒も)

・睡眠対策(耳栓やマスクなど)

 

 

面倒かなーと思う人もいるでしょうが、

中国の人たちは慣れたもんで、けっこう完璧に準備してくるんですよ。

 

そして思い思いに過ごす。

 

快適に過ごしたければ事前の準備はした方が良い。

 

 

次がラストです。