こころの時代「いのちの苦しみに向き合って~がんになった“僧医”の遺言~」

29日の早朝に録画してみた番組です。
ぜひ見てほしいなと。
再放送がありますので、情報載せてみました。
 
栃木の西明寺のご住職でありながら、
有床の診療所を開設し、医師もされています。

もともとお寺を継ぐおつもりだったそうですが、
お父様である先代のご住職からの勧めで
医師になり、国立がんセンターで内科医として
進行がんの方を多く診ていらっしゃいました。
先代が急死されてから、大学で僧侶の勉強を積み、
お寺を継がれたそうです。

多くの患者さんと関わっている中で、
僧侶としても患者さんの心に向き合っていらっしゃって
診療所では緩和ケアもされています。

ご自身も末期のすい臓がんで2年以上闘病されています。
そして、今も体調の良い時は診察をされているそうです。

ご自身のやるべきことがはっきりとわかっていらっしゃって
その生を十分に全うすべく、日々過ごしておられるのです。

気力と体力のなさを嘆き、
無駄に毎日を過ごしている私に喝を入れられた番組でした。


ホスピスと言えば、以前仕事で建物の計画に関わることがあり
緩和ケアについて、かなり勉強したことがあります。

そのころはまだ若かったし、病気にもなっていなかったのですが
ホスピスに実際に見学に行かせていただいて
職員の方にお話を伺ったり、本を読んだりして
少しは理解していたつもりでした。

でも実際に病気になって、死が決して遠いものではないと
感じるようになると、また少し別の角度から
ホスピスケアを見るようになったと思います。

医療系の建物を専門に設計していた時期があるのですが
医療者の側からの計画と患者の立場からの計画では
少し違っていると感じます。

この先またそういった仕事をすることがあれば
以前よりも少しはいいものができるのではと
ちょっと思ったりしています。