母の事が大きく載った夕刊には
母の顔写真も載っていた
目が虚ろな顔が…



夕刊を手に学校に行き
自分の教室には行かず
N先生がいる部屋に真っ直ぐに向かった



N先生は、私を待っててくれた…
そして…『かずよ。しっかりするんよ。かずよがした訳ではない…これはお母さんの問題やから』と…
言葉をくれた



私は夕刊を先生に見せて
泣きながら…
『生きてても仕方ない』と言った…



先生は
『そんな事はない。かずよの人生は、かずよが生きて幸せになれる』と…言ってくれた…
そして…『絶対な変な事を考えたらあかんよ』とも…


私が落ち着くまで
話しを聞いてくれて
励ましてくれた…



つづく…