おしどりマコ氏「亡くなった原発作業員の身元引受人の住所が架空の住所だった」と発言 | まっちゃんのブログ

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2014年3月8日にドイツのデュッセルドルフで

ドイツ公益社団法人「さよなら原発デュッセルドルフ」

が主催したおしどりマコ氏、ケン氏の講演会が行われました。

おしどりマコ氏が以下の事を発言しました。

①亡くなった原発作業員の身元引受人の住所が架空の住所だった。

②福島県のとある小学校で放射性物質に関して、インターネットを見て怖がる人がいるので、学校の情報だけに一本化しましょうという話し合いが行われ、それが恐ろしくて引越しを決めたファミリーもいる

③1号機と2号機の近くにあるスタックと呼ばれる煙突が損傷が激しく、地震で倒壊し建屋に直撃することを現場の作業員が心配している。このことに関して東電の対応は監視員をつけて常に見ている。

④安倍首相の汚染水はコントロールしているという発言で、東京電力もびっくり。





①亡くなった原発作業員の身元引受人の住所が架空の住所だった。
29分49秒ごろから
「2012年1月に原発作業員が1人亡くなったのですが、彼について私たちは警察と病院の事情聴取の音源を手に入れることができたので詳細な取材をしました。亡くなった作業員の身元引受人の住所を手に入れることができたので、そこの住所まで訪ねていってみました。

その住所は、マンション、アパートは存在しているのですが、日本では4という数字は縁起が悪いということで古い町には、そこの4がつく個室はない場合があります。身元引受人の住所はアパートの204号室だったんですが足を運ぶと、203と次は205しか存在しませんでした。

そのアパートの隣近所の方にも訪ねたのですが、その身元引受人の名前の方は住んではいませんでした。なので書き間違いでもないようです。地図上には存在するので、実際に行かないとその個室はないということはわかりません。これは架空の住所の身元引受人だったのかもしれません。

原発事故の後にも限らず、建築業界、原発業界の闇の部分ですから、身寄りのない高齢の方がこのような過酷な作業に当てられる事が多いようです。」


②福島県のとある小学校で放射性物質に関して、インターネットを見て怖がる人がいるので、学校の情報だけに一本化しましょうという話し合いが行われ、それが恐ろしくて引越しを決めたファミリーもいる

55分09秒ごろから
「福島の事故とチェルノブイリの事故で私がかなり違うなと思うことは、インターネットがとても発達していることです。



これは、松本こども留学というプロジェクトの見学会なのですが、長野県の松本市という所で、市長が福島県の子供を10人。第1回目の10人預かって、学校卒業するまでずっと松本市で寮を作って、そこで学校に通わせる。というプロジェクトを始めました。

松本市の菅谷昭市長は、お医者様でチェルノブイリの事故の後、ロシアに通って子供達の甲状腺の手術を何年もされた方です。なので、福島の原発事故が起こり、すぐに子供達を避難させないといけない。と主張しました。しかしそれは通らなかったので松本に避難をしてきた市民達と一緒にこのプロジェクトを立ち上げました。

福島では原発事故の汚染を怖がったり、被爆を気にしたりということはタブーとされていて、国が大丈夫、政治が大丈夫研究者が大丈夫といっているのに、何を怖がっているんだということになります。なのでこのプロジェクトは、避難や疎開という言葉は使わずに、留学という言葉を使っています。その方が福島の中で選定をしやすいし、参加しやすいからです。

日本では4月から新しい年度に変わるので、これは今年の4月から福島の子供達が長野に来て、生活をし始めるのですが、これは去年の12月にこのプロジェクトに参加をしたいと思う子供達や家族が2泊止まって見学に来るというテストのケースでした。

このプロジェクトに参加を希望している子供達に、お父さんやお母さんがいない所でこっそり話を聞いたのですが、とてもショックでした。このプロジェクトに参加する子供達の多くは中学生の女の子です。中学生になると自分でインターネットを触って、情報を集めることができます。

学校の先生やお父さんは原発事故は大丈夫というけれども、自分でインターネットで調べるととてもそうは思えない。原発事故の後、どうも自分は体調がおかしくなっている。しかし汚染されていない地域にあそびにいくと元気になる様な気がする。なので、自分は親は反対しているけれども汚染されていない所で勉強したいんだ。そう話す子もいました。

自分は大きくなって子供を産みたいので、できるだけ速く福島から出た方がいいのではと話す中学生の子もいました。大学や高校で福島から出ようと思ったけど、中学のうちに出られるならこのプロジェクトに参加したいと話す女の子もいました。

汚染に対しては色々な考え方がありますが、こうして子供達が自分でインターネットで情報をとって、それで考えようとして子供達だけが怖がっている。親にも言えずに学校の先生にも相談できずに怖がっているという現実があることを知って驚きました。

ある小学校ではPTAの集まりの中で、インターネットを見て怖がる人がいるので、学校の情報だけに一本化しましょうという話し合いが行われ、それが恐ろしくて引越しを決めたファミリーもいました。

③1号機と2号機の近くにあるスタックと呼ばれる煙突が損傷が激しく、地震で倒壊し建屋に直撃することを現場の作業員が心配している。このことに関して東電の対応は監視員をつけて常に見ている。



1時間06分3秒から
「これは、1号機と2号機の後ろにあるスタックと呼ばれる煙突です。福島第1原発には今、さまざまな問題があちこちにありますが、私が最も危険だと思っている場所の一つです。

これ(煙突)は120メートルあるのですが、2013年11月にこの根元の部分に最も高い数値毎時25シーベルトの地点がある事がわかりました。μもmもつかない25シーベルトという事は、人間が近づける場所ではありません。





問題はここからです。この煙突の東西南北の4方向、60メートルの地点に変形がある事がわかりました。この写真の部分です。完全に切れている部分もあります。

本来すぐに修理をしなければならない物なんですが根元が毎時25シーベルト、あともう1つ毎時15シーベルトの地点もあります。そのため何も手がつけられません。なので、現在東京電力がこれに対して取っている対策といえば、監視員をおいて常に見ています。これは1号機と2号機に非常に近い為、今も福島では東日本では地震が時々あるんですが、これが建屋に倒れてこないか現場の作業員はとても心配をしています。

④安倍首相の汚染水はコントロールしているという発言で、東京電力もびっくり。
1時間15分48秒まで
「地下水ももちろん汚染されています。これは安倍総理がオリンピックを東京に呼びたい時に
いった「汚染水は完全にブロックされています。」といったエリアです。





この赤い所に非常に高い地下水の汚染が見つかって、そしてこの部分は汚染水が大量に漏れている事は東京電力も認めています。安倍総理はこの港湾と呼ばれる所で完全にブロックされていると言ったのですが記者会見に通っている記者達は、何もブロックはされていない事をもちろん知っています。

なので安倍さんの発言の後、記者会見で記者達が何人も「本当に汚染水は港湾でブロックされているんですか?」と質問が相次ぎました。すると東京電力は「安倍さんのご発言を聞いて、東京電力としても国に趣旨を確認しました。」と言いました。つまり東京電力もかなり驚いたようです。東京電力はブロックはしていないとはとてもいいませんでしたが、影響は少ないと考える答え方を終始していました。」

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