自民党 西田昌司議員 大飯原発差し止め判決に反論 「裁判はおもちゃじゃない」と発言 | まっちゃんのブログ

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衛星放送「チャンネル桜」が5月21日に公開した動画で

自民党 西田昌司参議院議員が大飯原発再稼動差し止め判決

について、「司法の判断を見てまして、どっちみち控訴

するんだろうから、思い切った事やっといたれというような

判断が非常に多い。裁判はおもちゃじゃない。

下級審であっても、しっかりとした議論をして頂きたい。

原発を再稼動しなかったら、電気料金が増え国民に負担

しなければならない」と発言しました。

まず電気料金から反論させて頂く

①電力会社はそもそも経営努力をしていない
東電は、同社の子会社が設立した貿易会社から、火力発電用のLNGを対米販売価格の8~9倍の超高値で購入したり、神奈川県の施設の90%が東電から別の事業所に変更し、1億5000万円の削減できると試算していたり、東京都世田谷区はPPS(新電力)から2013年度から6650万円削減している。原発が安いというならば、原発を使っていないPPSの方より東電の料金は安くなければいけないが、全く逆である。

「新電力」とは
特定規模電気事業者(PPS)と呼ばれる電力の小売り事業者のこと。2000年3月以降、企業など大口利用者に向けた電力販売が段階的に自由化されたことを受け、商社やガス、石油会社などが相次いで参入した。電気事業法で定められた新電力の電気を使いたい施設の条件⇒電圧6千ボルト以上でかつ契約電力が50キロワット
ソース
東電、米国の9倍で購入 吉井議員 LNG価格を指摘
http://megalodon.jp/2014-0527-1548-36/www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-07-28/2012072804_03_1.html

神奈川県施設90% 東電以外から電力へ
http://megalodon.jp/2013-0204-2326-18/www3.nhk.or.jp/news/html/20130204/k10015270121000.html

東京電力をやめて年間6千万円の節約
http://www.asahi.com/and_w/life/TKY201303050071.html

「新電力」
http://www.jiji.com/jc/zc_p?k=2013081300635&r=1

②原発を再稼動しても将来的に電気料金の値段が上がる

政府が2012年にエネルギー・環境会議の資料で2010年に月1万円に対し、2030年にはいくらになるかというのを4つの団体、機関で試算した(国立環境研究所、大阪大学・伴教授、慶應義塾大学・野村准教授、地球環境産業技術研究機構(RITE))
下の図があるように、原発ゼロにしても再稼動するにしても電気料金は上がる。



2013年に経済産業省は電力会社に廃炉を促すために、廃炉費用を電気料金に転嫁できるようにするため電気料金が上がるだろう。
ソース
原発ゼロでも全原発稼働でも将来の電気料金に大差はない
http://www.qool-shop.com/genpatu_denkidai.html

廃炉費用 -制度見直しは電気料金へ転嫁するロジックづくり!?
http://president.jp/articles/-/10827

話を戻して、大飯原発の運転差止請求事件判決を見てよかった点は

ソース
【速報】大飯原発運転差止請求事件判決要旨全文を掲載します
http://www.news-pj.net/diary/1001

①原発から250圏内の請求権を認めた事
これには根拠があり、3.11の2週間後、原子力委員会の近藤俊介が事故が次々に拡大すればチェルノブイリの強制避難に当たる(セシウム137 148万Bq/m2)地域を原発から半径170kmに指定し、任意移転(セシウム137 55万Bq/m2)は原発から半径170km~250kmに指定しています。SNSで原発の事故と飛行機の事故、自動車の事故と比較していますが、自動車、飛行機の事故はおきても、事故地点から半径250kmも避難はしませんし、何十年故郷に帰れないわけではありません。





ソース
近藤駿介
http://ja.wikipedia.org/wiki/近藤駿介_(工学者)

福島第一原子力発電所の不測実態シナリオの素描
http://www.asahi-net.or.jp/~pn8r-fjsk/saiakusinario.pdf

②過去に地震が起きた加速度(ガル)の最高値が判決文に入っていた事

地震が起きた時に起きる加速度をガルといい、980ガルを超えると地上の物を浮くとされている。
関西電力は大飯原発が700ガルまで耐えられる。(関西電力は1260ガルまで炉心は耐えられると主張)

2000年の鳥取県地震⇒1482ガル

2003年宮城県地震⇒2037ガル

2007年新潟県地震⇒2515ガル

2008年岩手・宮城地震⇒4022ガル

2011年の東北地方地震⇒2933ガル
ソース
広瀬隆氏ばり?の大飯原発再稼働差し止め判決文
http://www.tokyo-sports.co.jp/blogwriter-watanabe/18510/

③使用済み燃料の設備の問題点に追及したこと

判決文の言うとおりである。福島の教訓は使用済み燃料の設備が脆弱なのが発覚し、使用済み燃料の堅固の設備が必要だが、それに満たしている原発はない。原発の全否定だ。

判決文引用
使用済み核燃料の危険性
福島原発事故においては、4号機の使用済み核燃料プールに納められた使用済み核燃料が危機的状況に陥り、この危険性ゆえに前記の避難計画が検討された。原子力委員会委員長が想定した被害想定のうち、最も重大な被害を及ぼすと想定されたのは使用済み核燃料プールからの放射能汚染であり、他の号機の使用済み核燃料プールからの汚染も考えると、強制移転を求めるべき地域が170キロメートル以遠にも生じる可能性や、住民が移転を希望する場合にこれを認めるべき地域が東京都のほぼ全域や横浜市の一部を含む250キロメートル以遠にも発生する可能性があり、これらの範囲は自然に任せておくならば、数十年は続くとされた。


1分56秒ごろから
「関西電力の大飯原発の二つの再稼動を認めないという、まぁ、福井地方裁判所の判決が出たんですけれども、ただちにこれ控訴しますからねぇ、そして上級審にまた判断が委ねられることになるんですけれども、最近、私この司法の判断を見てましてですね、要するにどっちみち控訴するんだろうと、控訴するんだろうからとりあえず思い切った事やっといたれというような判断が非常に多いんですね。これはおもちゃじゃないですからね、裁判は。もう少し最高裁までいくにしてもですね、下級審であっても、やっぱりもう少し真剣にしっかりとした議論をして頂きたいと

電気料金値上がり
4分14秒ごろから
「それともう一つは、まぁそういう大きな規制委員会がやっていく判断を我々見ていかねばなりませんけれども、要はですね、先に原発、脱原発ありきとかいう話では国家が持たないということですよね。日本の今一番の大きな問題は何かというと、景気が段々回復してきましたけれどもやはり電力料金が極端に値上がりしているわけですよね。

値上がりしている原因というのは、原子力発電所を止めているから、これはご存知のとおりなんですけれども、実は止めているけれども、これから再稼動があるだろうということで実はそれでも原価よりも安く抑えているわけですね、ですから原価割れをして、今電力会社各社経営しているわけですから、みんな赤字経営なんですね、赤字経営なんだけれども、これから再稼動あるから、そのことによって今の赤字分を何とか取り戻そうというので抑えているんですけれども、
これが本当に再稼動させないし、原子力発電所がやらないというんだったら、当然今の電力料金だったら、全く賄えません。ですからかなりの大きな負担を国民に負担をしなければならない。」

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