外食企業の構造は
人件費や原価、家賃などの固定費や
水道光熱費などの変動費、販売促進費や
テイクアウト容器などの備品消耗品
減価償却等々、販売管理費を差し引き
借入の返済+返済利息
固定資産税や法人税、消費税や
社会保険会社負担分、支払い手数料・・・・
まぁ様々な経費や税金を差し引き
なんとか利益を出していく産業です。
主な顧客は「個人」であり
一般消費者である以上、専属契約などもない為
売上に確約がなく、日々、月ごと
売上の変動が激しい。
明日は売上0円かも知れない。
売上も変動すれば仕入れ値も変動、
人件費も固定化していない為、変動する。
入ってくる売上も変動し
出ていく経費も変動だらけ
変動費に変動費をかけて経営する。
っていう非常に不安定なビジネス。
なのに、店舗という動かせない固定化される
家賃に対して、内装という多額の投資がかかり
その投資にも利息返済が付く。
その上、大多数の一般顧客の目があり
厳しいご意見はその人の主観によって
SNSなどを通じ評価され続け
それが公の場で誰でも見る事ができる。
しかもその評価によって売上も上下し
ビジネスに直結するも
その過去の評価は、運営側では一切変えらない。
その上、設置型ビジネスである以上
ダメなら場所移動。
なんて事は非常に難しく
一度立地を間違えると、もうどうにもならない。
博打的要素もたぶんに含んでいる。
しかも、その参入障壁は非常に低く
誰でもやろうと思えばすぐできるので
競合は常に多くおり、かつ、新規参入で
どんどん競争は激しくなる、
どの角度からも、考えれば考えるほど
とっても難しいビジネス。
事業の中でも
トップクラスにハンドリングが難しい事業だと思います。
どうすればこれを安定させられるのか。を
この４年、ずっと考えていました。
詳しい事は端折りますが・・・・
固定費、販管費、FL、利息手数料系
税金、保険など
PLから外部に出ていくキャッシュを
全て内制化すればいいな。と。
土地建物を持ち
その資産を賃貸し
セントラルから卸し
人的資産を共有し
時間効率を図り
グループ会社で資産分散させ
不動産のインカム収益分だけ投資に回し
利回りもグループ内制化し
その利回り分で外部投資しながら
ホールディングス側の資産増強。
なにより、飲食業は消費のビジネスで
顧客の１番目にいるB to Cの最前列。
最前列のビジネスと
最後列のビジネスを
複合的にカバーする。
同事業の一気通貫、
ワンストップビジネスではなく
金融から生産、販売、インフラなど
多岐にわたるもの。
飲食業と介護は相性がよく
介護とクリーニング業は相性よく
クリーニング業と設備業は相性よく
広告業はあらゆる業種と相性がよいにも関わらず
「ブランディング」にあまり重きを置かない
製造業や設備、その他業種も多い。
ブランディングは飲食業にとっては
絶対不可欠で得意領域であり
他業種にも活用できる。
目に見えない
知的財産の運用。
土地建物にも設備業ら不可欠なもので
その後のメンテにも設備業との相性がよく
テナントとしての飲食店は
優良コンテンツであり、不動産投資案件としても
現金ビジネスな飲食店は優秀な投資先。
流通業においても同様で
様々なコンテンツに流通は欠かせないもので
卸し業には
流通に欠かせないものを持っている。
それら全てを繋げて
資産の最適化を・・・・
ってか何が言いたいかというと
「飲食業だけ」を見ると構造が複雑。
複雑な上に変則的で
投資もかかり、コントロールするものが多すぎる。
でも逆に言えば
飲食業ほど、これだけありとあらゆる業種に関わってる事業も珍しく
多くの人、物、金、インフラ、
全てを使う影響力が高い事業だなと思います。
全てを使うからこそ
費用が発生し、利益を出しにくい構造になってるわけで
それらを内制化すれば
一番強いのはBtoCの先頭を担っている外食産業だし
それさえも運営できるできれば
後方でサポートできるBtoB企業群はもっと生きる。
何が言いたいのか分からなくなって来ましたが・・・・
目の前に見えてるものが全てではない。
ってことを言いたかった。
目に見えている物の根っこはどこに
どこまで張ってるのか。
深く深く深く深く
広く広く広く広く。
上にある木は１本でいい。
根っこは深く広く無数にあるように。