めちゃくちゃ苦戦してて

ずっと赤字でどうしようか・・・・

 

 

っていう店舗は

もう25年もやってると

そりゃありました。

 

 

立地と業態のミスマッチは

もうどうにもならないです。

早々に業態変えるか撤退しかない。

 

 

その損切りの速さも

経営者の手腕。

 

 

でも、あるキッカケで180度好転した店舗が

4店舗ありました。

 

 

それは、火鉢屋、生け簀の銀次新都心店

ブルックリンハウス、新鳥栖「道の市場」です。

 

 

火鉢屋、生け簀の銀次

ブルックリンハウスは今は全て弊社の店舗ではありませんので

もう何年も前の当時の話です。

 

 

他社さんになるので

細かい話は置いておきますが

 

 

火鉢屋は20年以上前に

当時の沖縄ではとっても珍しかった

沖縄県外の魚を中心とした高単価の炉端焼き屋でした。

 

 

当時の沖縄には全くないお店で

ヒラメ?どうやって食べるの??

っていう感じの時代でした。

 

 

そのお店はネット広告を取り入れて

翌月から売上2倍になりました。

 

 

ポイントは

「尖り過ぎた事を分かりやすく説明した」です。

 

 

生け簀の銀次新都心店は「伊勢海老の刺し盛り」をやめて

「選べる刺し盛り」にした事で急激に伸びました。

 

 

ポイントは

「尖り過ぎた事を分かりやすくした」です。

 

 

ブルックリンハウスは

シュラスコスタイルでのステーキ食べ放題だったのを

鉄板提供の注文スタイルで食べ放題にした事でした。

 

 

ポイントは

「尖り過ぎた事にプラスシズル感を加えた」です。

 

 

いずれも「尖り過ぎた」事で

分かりにくくなってた事を

分かりやすくした。

 

 

っていうことがポイントで。

尖り過ぎたことが悪いのではなく。

 

 

尖ってる分、万人受けするハードルは高く

その壁を乗り越えるには、分かりやすさが必要で

それを伝える方法を変えることが大事で

その壁を越えると待っている場所は

 自分たちしかいないブルーオーシャンでした。

 

 

まぁそのブルーオーシャンも

常に更新し続けないと

すぐレッドオーシャンになりますけども。

 


で、一番分かりやすい事例は

佐賀にある新鳥栖「道の市場」さんです。

 

 

 

こちらは、わたしが個人的にソウルメイトイレブンさんの

サポートをさせて頂いた商業施設になります。

 

 

 

 

image

 

 

 

 

今や佐賀で一番入ってるお店ではないでしょうか?

無双で入ってます。

 

 

年末とかだから。じゃなく

もうずっと常に入ってます。

 

 

でも、信じられない事に

オープンから1〜2年ぐらいは

相当厳しかったです。

 

 

この施設は昼の集客も夜も凄いのですが

日本中でもかなり珍しいと思う「道の市場」っていう

コンセプトで作ったお店です。

 

 

横丁系は夜の居酒屋が主体。

道の駅は昼やお土産が主体。

デパ地下はテイクアウトがお惣菜。

 

 

それらの用途全てを兼ね備えた施設です。

なので、売上が昼に偏ったり夜に偏ったりしない。

 

 

昼は食事主体だし

夜はお酒だし

テイクアウトだしお土産だし。

 

 

全方位を

「最初っから」狙って作った施設です。

 

 

でも、1〜2年は全く売れず。

 

 

道の市場ってなによ??

道の駅じゃね〜の??

ここ居酒屋じゃないの?

ランチにきたら居酒屋っぽくて狭いんだけど。

 

 

「尖った新しい形態」である以上

分かりにくかったんだと思います。

 

 

でも、ソウルメイトの牟田さんが掲げる

「共闘」という裏コンセプトにそって

みんなで戦おうっていうことで。

 

 

フードコートのように

どの店舗(区画)に座っても

どの店舗からも注文できる方式に変えました。

牟田さんが。

 

 

Aの店舗に座っても

Bの店舗に座っても

CでもDでもEでも

 

 

8店舗の全商品を

注文できるように変えた。

 

 

注文は各店舗の窓口で

お会計はその場で。

まさにフードコートスタイル。

 

 

これにより

尖ってた形態が、皆さん馴染みの

「フードコート」スタイルになり

分かりやすくなったんだと思います。

 

 

そこからは異常な売上、客数で

いついっても満席で、何百人待ちになってます。

ディズーニーランドかよ。状態。

 

 

「尖っていた物を分かりやすくした」事で

壁を越え、敵がいない場所に悠々と鎮座しています。

 

 

フードコートスタイルにする事で

強かった「居酒屋感」が薄まり「食事感」が強くなって

 

 

店舗ごとで注文/精算する事で

人が回遊し「ワイガヤ」感が生まれ

 

 

ワイガヤで回遊することで

観光地やアトラクションのような楽しさが生まれた。

 

 

この小さなキッカケが

尖りの分かりにくさを軽々と越えてきた。

 

 

この数十年で一番の好事例だと思います。

 

 

私たちも尖り過ぎて失敗した事例がたくさんあります。

尖りを抑え過ぎてしまって「普通」になってしまったことも多々あります。

 

 

振り返ると「尖り」が要因な訳ではなく

「尖り」が分かりにくいからなんだなぁと。

 


ならば

尖ったまま分かりやすくするには?

を突き詰めよう。と思った。

 

 

っていう話でした。