創業時は21歳でした。

22歳だったかな。

まぁそのへん。

 

 

全くお金がなくて

お店の前にあって管理していた

自動販売機からその日の釣り銭を拝借して

 

 

お店の売上で戻していました。

 

 

とにかくお金が無くて

なんでも自分でやりました。

 

 

照明つけたければ

ホームセンターで買って

配線とビスを買って

 

 

ドライバーとニッパーと

絶縁テープのみで設置しました。

 

 

ビスには長さや太さ

取り付ける壁がコンクリートなのか

木なのか?素材によっても種類が違うので

 

 

何も分からない田野は

何度も間違えて往復しました。

 

 

お店も自分で作ったので

テーブルや椅子も全部自作。

 

 

木材にもいろいろあって

コンパネやらボードやら

化粧ベニアやら・・・

 

 

どれだか分からない。

水道工事もやりました。

 

 

当時はネットなんかないので

本屋さんに行って、水道配管のやり方など

頭に叩き込んで、またホームセンターに行くわけです。

 

 

素人仕事なので

営業してると水漏れしたり

電気が飛んだりするので

それを直すたびに、勝手にスキルが上がっていきます。

 

 

木工事もかなりやったので

サンダーの使い方もお手のもの。

 

 

メニューを作ってもらうお金もないので

手書きになり、その手書きの書き方も毎回変えて

どれが好まれるのか?を体で覚えていくわけです。

理論なんかありません。

 

 

そのうちパソコンが使えるようになって

イラストレーターを使いはじめ、フォトショップを使い

ラミネートの種類や用途ごとに使い分け

 

 

税務署とのやりとりで

税のスキルが上がり・・・・

 

 

と、創業者は、ありとあらゆるスキルを

必然的に身につけていきます。

 

 

オールジャンル、オールマイティで

スキルを習得していきます。

意図せずとも。

 

 

それはスキルだけではなく

考え方もそうです。

 

 

人が辞める経験。

お客様が喜んだシーン。

スタッフが喜んだシーン。

お金が足りない時の対応。

精神的な支柱を失った時のアドバイス。

 

 

あらゆるシーンが

幾度となく勝手に押し寄せてくるので

「心」の強さや、考え方に芯がその身にのってきます。

 

 

 

 

 

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なので、創業者は

心は強いわ、信念はブレないわ

工事もできるわ、デザインもするわ

料理もすれば、お金にも詳しい

 

 

なんでもできるやつ。

になるわけです。

 

 

意図せず。です。

意図せず。に。

 

 

でも、創業者じゃないのに

そういう人っていますよね??

 

 

それは「意図してるから」だと思います。

 

 

創業者ではないのに

同じぐらいの覚悟を持って

同じぐらいのスキルで

同じ思考の深さがあるひと。

 

 

創業者は、折れずに長く生き残っていれば

意図せず、その太さになりますが

 

 

創業者以外は

「意図して」その力を身につける人たちがいます。

 

 

じゃ、なぜ「意図して」その力を身につけようと思ったのか?

ですが。

 

 

長くなるので

もういいです。

 

 

ただ、世の中には

そういう人がいるってことです。