福岡でのセミナー講演:テノールの有効性 | 美容外科開業医の独り言

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美容医療とは人間愛!という信念で仕事をしている美容外科医のブログです。
レーザーなど最新の美容情報や普段の診療で感じたことなど、ぼやきを交えながら書いていきます。
外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

先週末は福岡へ出張講演でした。

前夜セミナー参加や九州在住のドクターと楽しい飲み会。

中島町倶楽部という隠れ家的なレストランでした。話が尽きず、深夜まで飲んで、最後はラーメンで〆。ちょっと炭水化物取りすぎ&飲み過ぎな夜でした。

 

 

そして翌日はセミナー。KITTE博多に今年春開院した福岡大学博多駅クリニックが会場でした。大学の施設だけあってそれはもう広大で、設備も素晴らしく、女性外来も併設されています。その区画は男子禁制、女性スタッフだけによる各科の診察が受けられます。形成外科の西田美穂先生をはじめとした医師陣による最新の手法を用いた様々な美容医療を実施しています。福岡在住の方は受診をお勧めします。

各種機器が導入されていますが、メインとなるのはAlma lasers社のAccentとHermony pro。この2台はそれぞれが複合的な機器で、レーザー、IPL(フォト)、高周波、超音波のハンドピースがあり、シミやしわ、たるみの治療が可能となります。

今回は、その中でAccentによるたるみ治療について実機を用いたデモンストレーションを含めた講演をさせて頂きました。もう一つのHermony proのハンドピースclear liftについては有川スキンクリニックの有川公三先生が御講演をされました。

一つのメーカーによる福岡での短時間のセミナーにもかかわらず20名を超える医師が参加という盛大な会でした。

Accent(通称テノール)はこのブログで何度も紹介しているように,当院でのたるみ治療の主力機器です。この機器は劇的な効果はありません。しかし最大の特長は、若さを保つ、美しく歳を取るためのサポートをする機器であるということです。痛みがなく、ダウンタイムもなく、定期的な治療を繰り返し、皮膚のコラーゲンの生成を刺激したり、肌質を改善、加齢による深部組織(脂肪や骨)の萎縮を防ぎます。日本では他人にばれず、秘めやかに治療をする事が求められることも多いものです。それでいて着実に肌を改善し、忍び寄る加齢の恐怖心を緩和してくれる、そんな治療になります。

全てにバランスの取れた機器であり、施術中にも患者様と様々なお話をしながら、今後の治療計画などを話し合っていくこともできます。技術を持った医師がきちんと治療すれば安定した結果が出せるため、非常にリピート率が高く、多い時は一日で10人程度の施術をおこなっています。長く通院して頂けるため患者様との信頼関係も築きやすいですし、そこから本格的な美容医療に踏み出していく患者様も沢山いらっしゃいます。美容医療のベースとなる機器と言っても良いでしょう。

 

さて、今週末はレーザー医学会が旭川で開催されます。その後は引き続き京都で日本美容外科学会&国際美容外科学会が開催されます。自身の発表も複数ありますが、それよりも海外の友人達と再会することを楽しみにしています。新しい知識を吸収し、今後の診療に役立てるためではありますが、数日間クリニックを休診しますことをご容赦ください。