第38回日本美容皮膚科学会 in 東京 | 美容外科開業医の独り言

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美容医療とは人間愛!という信念で仕事をしている美容外科医のブログです。
レーザーなど最新の美容情報や普段の診療で感じたことなど、ぼやきを交えながら書いていきます。
外見だけではなく心も綺麗になり、自信が湧いて幸せになれる、そんな美容医療を目指しています。

週末は東京で開催された第38回日本美容皮膚科学会に参加してきました。会頭は日本医大皮膚科の船坂陽子教授。

現地で講演・聴講とネット上とを併用するハイブリッド開催。感染対策です。今や学会のスタンダードになりました。私は講演があったので現地参加。

 

 

今回は4つの講演でした。まずはランチョンセミナーでピコ秒レーザー、ピコウェイについて。講演は高須クリニックの高須英津子先生(複合機eplusについて)とご一緒でした。


こんな感じでアクリル板で遮られ、講演。感染対策バッチリです。


まずは無難に最初の講演を済ませて、休む間もなく教育講演。部分痩身機器について。冷却からレーザー、ラジオ波、ハイフ、マイクロ波から磁場機器に至るまで理論を主にお話ししました。


そして聞きたかったというより、どうしても聞かなければならない事情のあった一般演題を聞いた後はそのままスイーツセミナー講演。たるみの解剖学的最新知見と今話題のハイフHIFUの理論、臨床について。立ち見まで出て、せっかくのスイーツセミナーなのに聴衆へのスイーツも足りなくなったようです。この講演は評価も高く嬉しかったです。

第一日目の学会のお役目はこれにて終了。そのまま移動してヒアルロン酸注射の指導医のお仕事。都内のクリニックで実施。ドクター対象で少量で結果を出す注入法のトレーニングをさせていただきました。

この日はハードなスケジュールでした。


 そして翌日はお勉強。肝斑へのレーザートーニングについて大学所属の先生方による論文ベースの素晴らしい報告。大変勉強になりました。実は今度医学雑誌にて肝斑特集号の編集を任されているので、講師や聴講されていた有名どころの先生方にこれ幸いと執筆依頼を(笑)


最後にも仕事あり、日本皮膚科学会の美容皮膚科・レーザー指導専門医の研修会講師を。

私は形成外科専門医。皮膚科系のお仕事を沢山頂くのは本当に光栄です。国内で美容外科、形成外科、レーザー医学、そして皮膚科と幅広く学会活動をするのは忙しくもあり、また嬉しくもあります。まだまだ若手のつもりが、50代半ばともなると教授の方が年下だったりと、そろそろガムシャラな働き方は控えていかないとなとは思いますが、美容医療の求道者としての生き方は大事にしていきたいです。