生命のメッセージ展、ハートボランティアでずっと交流を続けていた方が、お亡くなりになったと娘さんから連絡をいただきました。
先月の末、役員仲間でカラオケ新年会を開催して、幹事をやり終えて帰った日の夜の事…
ポンっとスタンプが送られてきた。
ひつじさんが、3回お辞儀をしてるスタンプでした。
スタンプから始まるLINEは珍しいなぁと思いながら、夜遅かった事もあり、本文は後で来るんだろうと思い遅かった事もあり特に気にせずに寝ました。
数日が過ぎ、その後の言葉が来てない事が気になり、返信してみましたが、一向に既読が付きませんでした。
昨年、担当してるハートグッズが作れないとSOSをもらい、私が代わりに全て引き受ける形になったハートグッズたちは私の手元にたくさんあります。
体調は良くないのだろうと思ってましたが、LINEで来る言葉はいつも元気で、実際に会う事はない人なので、様子がわからずにいました。
そして少し前のある日…
やっと既読がついたら、娘さんからの訃報のお知らせでした。
本文を送らないのでは無く、送れなかったのだとその時に気付きました。
スタンプが精一杯だったのですね。
私がハートボランティアを始めて、17年のお付き合い…会ったのは生命のメッセージのミュージアムが出来た時に一度だけでした。
理不尽に亡くなった、息子さんのために一生懸命活動されていた方…代表の共子さんとメールでお話した時に
《悲しいけど、やっと息子さんに会えたね。》
とおっしゃってました。
そうなんです、家族が事件や事故で亡くなり、その生きてた証を知って欲しくて活動されてる遺族の方の死は悲しいけど、本人に会える時が来たと思えば、救いなのかもしれないですね。
思い出は溢れるほどあって、父の卒寿のお祝いには、大きなハートでお祝いしてくれました。
父の車椅子にずっと付けてました。
病気の話を聞いた時は、私からカメの結びを送ったりして、文通相手でしたね。
いつも明るく、元気な言葉で励まされてました。
大きすぎる悲しみを抱えた方は、こうも生きる気力が溢れて見えるものだと、言葉では表現が難しいんだけど、大きな命のパワーのようなものをひしひしと感じたの。
本人も言ってましたが、遺族って会うとびっくりするほどみんな元気で明るいよ。
元気でいないと生きていけないのよ。
私も父を送り、母を送って、ほんの少しだけその気持ちがわかった気がしました。
私の運転手としての人生が、違反ひとつせずに無事に過ごせているのは、間違いなく生命のメッセージ展のおかげだと感謝してます。
まだ、需要がある限り、ハートグッズは続けていこうという決意表明を空の上の貴女に贈ります。
でもとても寂しいよ。