お父さんに会いに行ってきました。
どうせ分からないんだからもう会う必要無いと思ってたけど、どういう所に居るのか一応見ておこうと思って。
そこは、ドアもエレベーターも全てに鍵がかかっていてスタッフさんに開けて貰わないといけないしトイレに行こうとしたら、食べてしまうから、という理由で紙は無かった。
食堂に居ると案内されて行ったけど、みんな同じ服を着て同じ車椅子に乗って、部外者が入って来たのに誰も振り向いてくれないから探せなかった。
車椅子に固定されて端っこの壁際に黙って座っている老人がそうだと言われた。
痩せて小さくなって66歳なのに90歳くらいに見えた。
前頭葉とか側頭葉が…とかの説明はよく分からないけど、ピック症は衰弱が特徴のひとつだからだって。
最後に会った時はまだ家に居て「いつ帰るんですか。」と100回くらい言われたけど、言葉を発するだけ症状はマシだったんだと思う。
ずっと無表情でもう何も喋らなくなっていて、爪だけがあまり変わってなかった。
お父さんの事は好きでも嫌いでもないけど、何か思った。
それについていつかゆっくり考えるかもしれないし、もう何も考えないかもしれない。
本当は何か思ったどころかとても衝撃を受けたけど、あまり自分の感情に自分を乱されたくないから保留にしておこう。
そんな訳で一泊二日で帰宅したら、ミミちゃんがスネていた……
何もわかっていない犬め!
人間には色々あるんだよ!
「一緒にお風呂入る?」と聞いたら付いてきたくせに、こっちを見ようとしない。
聞こえないふり。
耳はしっかりこっち向いてるのにね!
チラッと横目で見るけど目を合わせない感じ。
スマホを置いてしっかり話しかけてたらやっと機嫌が治ってきたミミちゃん。
片手間で相手してるのが分かるんだなぁ。
今はすっかり仲直りしましたよっと!
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