「チョコよりホタテ!」
を堪能するイベントを行いました。
本来14日は【由比港 浜の市】の開催日。
でも悪天候が予想されたので、
9日火曜日に中止が決定。
昨日14日は本当に雨風強い悪天候だったので
由比港漁協の早々の開催中止の決定は
苦渋の決断だったとは思いますが、とても正しかったと思っています。
この浜の市へは毎年
由比港漁協とつながりのある
陸前高田 広田湾の漁師さんたちがやってきて、【ホタテの浜焼き】を行い、このホタテを楽しみにしてくださっている方々も沢山増えました。
さて、中止決定の前日の月曜、
私は浜の市用のホタテの引き受けなどの段取りを広田湾の方と電話で行い
浜の市当日の運搬の段取りまで行ってました。
その翌朝中止の決定のお知らせが漁協から。
本当にこればかりは仕方ない。
するとその日の夜、広田から
『静岡にホタテもって先生のところに行ったら、なんか出来ますか??』
こんな連絡がきました。
今年行くことに意味がある!
静岡に行きたい!!
震災後、国の補助金政策もあり
ホタテの養殖を共同事業として取組み
いち早く養殖を再建させた広田湾の漁師さん達。
その共同事業が今年の8月で終わり。
多分6人揃って静岡に行けるのは今年最後かもしれない。
だから行きたい!!!
そう言われたら、
安心してください!静岡に来て楽しんでいいんですよ!
となるわけです。
その翌日の水曜日、漁師さんたちの間で
静岡に行くか行かないか。
その話し合いがあったそうです。
『21日からホタテの出荷も始まるし、静岡に行くためにみんな仕事の調整をしてきでっから、ホタテ売る売らない関係なしに行くっぺさ!そうせねば気持ちの整理がつかないよなぁ』
そうなったようで
すぐさま
「漁師みんなで行くことに決まりました」
と、LINEで連絡が。
その時私は東京に行っていて、夜もアンプティサッカーの勉強会。
静岡から離れている状況の中、運転中の車の中で何が出来るのか?ぐるぐる頭はフル回転。
ホタテ600枚と漁師さんが静岡にくる!!
やっぱり来て良かった!!そう思ってもらいたい!
本気で静岡のみんなが復興を応援してるんだ!と知ってもらいたい!
今の自分に何が出来るのか?
第2部会場となった
用宗のサリーズカフェさんに速攻相談し、この企画に賛同してもらえるかお伺いを。
このサリーズさんは、毎月変わるランチメニューに、岩手の復興応援メニューとして
現地の漁師さん達から食材を仕入れて継続的に復興応援に協力してくださっているお店。
サリーズさんのオーナーも店長も
即答で「協力します!!」
そう言ってくださり、とても心強かったです。
ありがとうございましたm(._.)m
このサリーズさんとの話が水曜日の夜。
受け皿と内容が決まったら
次は何か?
沢山の方に聴いてもらいたいので、プレスリリースすることに。
翌日の木曜日プレスリリースのための文章作成。
どうしてもここに入れたい写真があった。
これはパネルの上から撮ったので光ってしまってる。
そこで!私の作ったプレスリリースを添付し
一緒に岩手にも何回も行っている
しずおかハピスポさんに、この写真が無いか聞いてみました。
すると…
撮りためた写真の中から探してくれて、画像を送ってくれましたが、同じように光ってしまったり正面ではなかったり…
それでもいいかなーと思っていたところ、
岩手の盛岡でイベント運営などされている方から、この写真の元のデーターが送られてきました。
そしてそれを静岡ハピスポさんに送ったところ…
先ほどのチラシを作ってくれました!!
これが送られてきた時、お礼よりも先に
関係者や直接連絡出来るメディア関係者の方々へ即座に送り…
一通り気が済んでからハピスポさんにお礼を!
だって、短時間でこんな分かりやすく素晴らしいチラシを作ってくれたんだもん!!
めちゃくちゃ嬉しかった!
これが木曜日の夜。
そして金曜日、プレスリリースをさせて頂き、
広田とのやり取りでは
「ホタテを余らせたい広田の思いと、絶対に完売させたい静岡側の思い」
このせめぎ合い(笑)
結果、たくさんの方にご来場頂き、ホタテは完売!!
欲しい!と当日言ってくださった方には申し訳無かったのですが、
全て完売し足りないぐらいにm(._.)m
第1部会場となった私の料理教室では
私は殻から外したばかりの生きテルホタテをつまみ食い
しかも丸々1個!!うめがったぁーー
静岡まで来る道中の中で
ホタテを運ぶ人
刺身を作る人
お吸い物を作る人
洗い物をする人
この役割分担を決めてきたそうで、
とても手際よく準備が進みました!
途中で
「おれ!ハンバーグ作る人だっだのに、忘れでいだったみたい…」(岩手弁を活字にしてみました)
そういって作ってくれたハンバーグは
つなぎが全く無いホタテだけ!!!
子供達優先で振舞われました!
むっちゃくちゃ美味しかったーー(≧∇≦)
大人にも回ってきてよがったなぁ♡
広田の漁師さん達が来るための目的の一つに
「ホタテのおじちゃん!ホタテのおばちゃん!」そう言ってくれ、昨年の浜の市から絆を作ってくれた子供達がいる。
その子達と漁師さんが、お手紙を交換する中で
『来年の浜の市にまた来るからね!」
そう約束をしたそうです。
だからその子達に会いに行かなきゃ!
漁師さんたちはこの思いも強く、その子達との約束を守るために実行した!
というのと今回の旅のきっかけでもある。
子供達はお腹一杯になって、遊んでいましたけど(≧∇≦)
子供達の心にも何か響くものはあったみたいです。
家に帰ってから、地図で岩手の場所を確認したり
絵日記でこの交流のこと書いてくれたりしてくれたみたいです!
途中で「この子は誰の子??」
と、見たことの無い子が紛れてて…
スタジオの隣のお家の子も仲間になってました!(笑)
仲間を作るパワーを子供達から学べました。
第1部のmoguのスタジオには27名もの方が集まってくれました!!
この企画にご理解頂き、駐車場をご提供くださった、スタジオ裏の吉岡耳鼻科の先生にも感謝です!!
そして、片付けが終わって
洗い物担当の漁師さんが、排水口まで丁寧に掃除してくれ、ピカピカになったスタジオを後にし、みんなで第2部会場のサリーズカフェへ!
静岡の暖かさを体感し
「なんだか広田の寒さが恋しくなっできだなぁ」とポツリ(笑)
用宗港すぐ横にあるレストランなので、
漁船も見えます。
車を降りた瞬間、漁師心に火がついたのか?
「ちょっと船みできでいい??」と港に向かってました。
やっぱり漁師さんですねーー
さて、サリーズに入ると
もう半分ぐらい席が埋まっていて…
沢山の方が、語り部の話を聴きに来てくれてました!!
金曜日土曜日に、SBSラジオさんに告知していただいたこともあり、 想像以上の人数が集まってくださいました!!
本当にありがとうございます!!
この企画に賛同してくださった、サリーズカフェさんにも本当に感謝ですm(._.)m
語り部の後、お時間ある方は
漁師さん達との交流会人数ご参加頂きました。
本気の本気で美味しいと思ったホタテのパイ包み焼き。
これを食べた瞬間「ホタテ漁師さんたちにこれを食べさせたい!」そう思ったので
このメニューだけはどうしても!とリクエスト。
食べた後の漁師さんの感想は
【今まで食べたホタテ料理の中で1番美味しいと思える。うんめぇなあー】
ホタテの作り手と料理の作り手がコラボされた本物の料理は
最高の味と、人と人のつながりが味わいのひとつにもなってます。
途中用宗の漁師さんも顔を出してくれて、
漁師と漁師の会話もありました!
最後にみんなで記念撮影。
沢山の方に参加して頂き、無事強行作戦のイベントは終了しました。
ご参加くださったみなさま、
応援してくださるみなさま、
来れなかったけど想いはしっかりあるみなさま、
本当にありがとうございました!
準備不足で至らないところもあったかと思いますが。
東日本大震災からまもなく5年。
今からが、人と人のつながり
応援している気持ちを伝え続けることが大切な時期です。
これからも
自分ができることを
出来るタイミングで
出来る時に
続けていきます。