MBA(経営学修士)を取得しました。
長期履修で4年のところ半年前倒しして
3年半で卒業しました。
修了式、謝恩会、ケース(卒業論文)発表会と
最後のイベントがこの土日にありました。
↑有名なハットトス
大学院での学びは、
今までの受動的な学びとは全く異なる、
経験したことのない主体的な学びで、
得られる知識の体験の深さは別格でした。
特にnucb名古屋商科大学大学院は、
ハーバード式のケースディスカッションという授業で、
仮名や実名の企業の経営に関する
実際の長編ストーリー(ケース)が
授業の2週間前に提示され、
そのケースに対して立てられている
問いに対してのレポートを事前に提出し、
それから授業に参加し30〜80名
(大人のビジネスマンが殆ど)の中で挙手し発言する。
評価判定はシビアで、
担当教授が提出されたレポートと
授業中の発言を評価し、
たとえ授業に参加しても
30%の人は単位がもらえません。
在学中に読んだケースは200以上。
1ケースでの問いは4問から8問。
800本以上のレポートを書いた事になります。
卒業に漕ぎ着けず退学する人も30%いるそうです。
入学時、私はExcelもパワポもWordも拙く、
プレゼンも未経験の状態からのスタートでした。
どれほど苦労したかご想像ください。
そもそも4年前、2020年の春、
コロナでラポール・ラボを
クローズしなくてはならなくなり、
休業状態の中、心理学や哲学や社会学の本を
毎日黙々と読んでいた時に
『働き方の哲学 村山昇著』
『ライフ・シフト リンダ・グラットン・アンドリュー・スコット著』
『新しい経営学 三谷宏治著作』に出会いました。
哲学や社会学や心理学は、
人間とはなんぞや心とは社会とはなんぞやという、
人間の成立ちを解き明かす学びとして
探究心を掻き立てられていましたが、
経営学はその人間に
生き生きとした血を通わせる学びのように感じ
物凄く魅力を感じました。
私の学生時代にはMBAは
海外で取得する雲の上の存在でした。
それが、名古屋で取る事ができると知って、
落ちる覚悟で実験したら受かってしまったのです。
長期履修でならなんとかなるかもと飛び込みました。
実際学んでみて、
世界も日本も世の中も、
ダメなところもあるけど、
生き生きとした血の通う輝いた物に
見えるようになりました。
MBAを取得した卒業生たちには、
起業や就職や転職や昇進、
はたまた世界でのビジネスでの活躍などの
さまざまなシーンでこの世界認証を活かす
明るい未来が開かれています。
62歳の私は、
MBAで得たこの学びを
ラポール・ラボのクライエント、
自分の家族(30代の娘達婿達1歳半の双子の孫、夫、親兄弟)、
自分の生き方に活かしていこうと思っています。
最後に、
躍動的な授業を提供してくださった先生方、
1年半前に卒業した同期のみんな、
一緒にデスカッションして学んだみなさん、
素晴らしい学びの機会をありがとうございました。