キャリア屋さん日月抄

キャリア屋さん日月抄

バイクでサーフィンに行く魅力について。
アツいお客様方のバイクを紹介しています。その他、サーフィン上達へのヒントや日々のサーフィンなど、気まぐれにアップしてます!
キャリアのお問い合わせは  distance1173@gmail.com
まで。

キャリアの説明書はこちら

お問い合わせは  distance1173@gmail.com  まで。


記憶が残っているうちに、続編。

その2 三途の川。


その1はこちらを。



なんとかターミネーター的に溺死を免れ、生きているうちに発見されたまでは良かったものの、瀕死である事に変わりはありませんでした。

次に意識が戻ったのは、救急隊が駆けつけてくれ、担架に固定されて搬送される時でした。

意識は朦朧で痛みも感じず、何か他人事のように客観的な感覚でした。


あとから聞いた話では、ドクターヘリにお世話になるレベルだったらしいですが大雨でヘリが飛べず、地元の救急車で搬送していただいたようです。


しかも、大雨で最短ルートは通行止。

迂回して、曲がりくねった山道。

救急隊の方々の素晴らしい処置と運転技術。心から尊敬し、感謝です。


お陰様で宮崎大学付属病院に到着し、救命救急センターへ。

そこで再び意識が戻ったものの、今度は意識を失いたいくらいの、未だかつてない激痛が続きます。

鎮痛剤やモルヒネ等を限界レベルまで投与しても効かないレベル。

昔観た戦争映画の野戦病院。 死なせてくれ!楽にしてくれ!

それが、なるほど。こういう事か?と、納得出来るレベルでした。

たまに痛みが無くなり、やっと少し寝れるかな?

と、思った瞬間には繋がれた機器の警報音が鳴り響き、看護師さんがダッシュしてきて、起こされます。

そしてまた激痛。

寝たいのに起こされていたのではなく、蘇生させていただいていたのでしょう。


それがしばらく続き、一回めの手術を終えた時には、容態が安定したので、たぶん三途リバーに行ったのは、搬送〜手術前のタイミングだと思います。


それは、癒されるくらいにとても綺麗な清流でした。

イメージ的に四万十川っぽい感じ。

川幅は、たぶん100メートルくらい。

いい感じの小石が散らばる河原があり、小さい船着場がありました。 

向こう岸も、こっち側も俺以外誰も居ない。

船着場には、錆びたトタン貼りの小屋があり、そこで渡賃を払うようです。

昭和の寂れた観光船乗り場のような感じでした。

代金は、片道600円。

桟橋に船が居なかったので、待ち時間もあり。


そこで、思った事が鮮明に記憶に残っています。

向こう岸がすぐそこに見えている距離なのに、600円はちょっと高くないか?

次の船を待つのもめんどくさいな。


よし。サーフボードでパドルして渡ろう。


が、ちょっと寒いのでウェットスーツに着替える必要がありました。

でも、着替えるのは面倒くさい。

何か、忘れ物もありそうだし。

それで、渡るのは今度でいいかな?と、断念。

高い! 待つの嫌。面倒くさい。忘れ物とか準備不足。

が生還のポイントだったようです笑。


ここで、前回からの何度かの臨死体験をまとめて考えてみると、、


俺の場合はフランダースだったり、ターミネーターだったり、ラオウだったり、三途の渡賃の六文銭(六百円に自動的に換算されてた)だったりと、人生の中。特に幼少期や青年期に影響を受けた事象が反映されているようです。


国や地域に文化、宗教や価値観や個々の経験がフラッシュバックし、それぞれの臨死体験が形成されるのかな?

と、感じました。


何にしても、瀕死の時にギリギリで還ってくるポイントは、

悔いがあるって事。

悔いが無い人生を過ごせればベストだけど、そんな事出来る人は殆ど居ないと思うし、それならそのまま逝ってしまうかも。

悔いってネガティヴですが、それを見て見ぬふりしないで、ちゃんと認識していくのがいいと思います。


あのエロ本をタンスに遺したまま死ぬ訳にはいかん!

そんなくだらない悔いで生還する事も、あるかもしれませんね笑。


お次も、ミラクルに恵まれまくり。

その3  手術〜完全復活!




サーフボードキャリア、鉄工や溶接やレジンアートなど。

お問い合わせは、distance1173@gmail.com までお気軽にどうぞ〜。































本格的な臨死体験というのを経験しました。


若い頃から、事故などで走馬灯レベルの物は何度も経験しましたが、逝きかけて還って来るのを繰り返したのは初めて。

実際、このように生還出来ているので皆さんもいざという時の参考に🤣


長い文章になりますので、お暇な方はお茶でも飲みながらどうぞ〜。


あれは約4年前。

勤めていた会社で鬱病を患い、長期休暇をとっていた頃でした。

サーフィンする気さえも起きないくらいダメージを受けていた時、心配した友人が半ば強引に誘ってくれた宮崎サーフトリップ。

卒業旅行的に宮崎に行って、会社を辞めてリセットしよう。 

そんな感じの流れから始まりました。


初の宮崎。

生憎の梅雨の大雨でしたが、、

波のサイズはボチボチ。

初日は日向方面。

次の日は日南方面へ。


梅が浜をチェックすると、、

もちろん川が増水しまくりサーフィン不可。

そこで、ポイント横の祇園神社にお参りすることに。

雨の中、御神籤をひいてみたら、、

その途端に一瞬太陽が顔を覗かせ、開いてみると大吉。

卒業旅行としては、完璧なシュチュエーション。


が、ここから幸か不幸か判断し難いミラクルが続いていきます。


この後、近くのポイントで期待以上の良い波を当て、お酒を買って日南エリアの民宿へ。

2階のお部屋で友人達と楽しくお酒を飲みつつ、自然解散的に床に就いたところまでは、パーフェクト🤙


が。

溺れそうになって目が覚めました。

先ず、何故溺れそう?

パニックを落ち着かせ、冷静に分析してみると、、


1 大雨のコンクリートの水溜りの上で仰向けで倒れている。

2 痛みはないけど、首と左手以外は全く動かない。

3 上を見上げると、2階の窓が開いている。


以上の情報で、充分過ぎる深刻な状況を把握し、再び意識を失いました。


次に意識が戻った時は朝でした。

落下地点から、4メートルくらい移動して溺れない位置に居たので、たぶん無意識とか本能的に移動したのでしょう。


ただ、朝になっても発見されていない絶望感からなのか、本格的な生と死の狭間だったからなのか、ここから臨死体験が始まります。


先ず、早朝の薄明るい空から天使達が輪になって降りてきました。 フランダース的なアレです🤣

そのまま気持ちよく一緒に昇って逝こうとした時に。

今度は、北斗の拳のラオウが出てきました。

我が生涯に一片の悔い無し!

彼は清々しい表情で、拳を突き上げています。

でもそれを見た俺は、悔いがあったのか、何か違和感を感じ、まだそうはいかねー。

と、天使を蠅でも追い払うかのように退けました。


とりあえずは退けたものの、抗うのも限界。

声も出ず身体も動かないし感覚もない。

心地よい朝日の中、命の炎が消えて行くのは明白で、再び気持ち良く意識を失いました。

この時、たぶん最初に死んだかも。


そして、次の瞬間。

奇跡的に意識に浮かんだのが、子供の頃に大好きだったターミネーターです🤣


先ずは油圧プレス機で潰されて、目の赤いLedの光がゆっくり消えていく感じ、、、 ターミネーターの最後です。

俺も最後です。


でもその後、俺の場合は運良く都合いい感じに実際の映画とは順序が逆に再生されました笑。


赤い光がゆっくりと消えた後、、

突然。

カッ!と、目に赤い光が蘇り、上半身のみのターミネーターが腕と首だけを動かしてでサラコナーを追いかけて行く。

そんな感じのイメージでした。


そのタイミングで意識が戻ったら、Lifeゼロでも気力だけはMAX。

なんとか生き残ろうと、最後の悪あがきをしてみました。

動く左手のみで周囲を探ると、指先で手繰り寄せられるギリギリの所に小さな木の枝を発見。

それをどうにか手にし、なんとか民宿の壁をペシペシ叩いてみたら、、

ようやく発見してもらえました。


俺を発見してくれた、民宿のおばちゃん。

ビックリし過ぎて死んじゃったらどうしよう?

迷惑かけて、驚かせてごめんなさい。

それを最後に、再び意識を失います、、、。



長くなったので、お次は搬送〜手術〜復活。

臨死体験の王道、三途の川を見た編へ。



その2 三途リバー





サーフボードキャリア、鉄工や溶接やレジンアートなど。

お問い合わせは、distance1173@gmail.com までお気軽にどうぞ〜。