◇院長勤務時間変更
●4/6(土) 手島院長診療時間 11:30まで
都合により手島院長の診療は11:30で終了いたします。
11:30以降は非常勤医師(形成外科医)1名での診療となります。
◇クリニック休診日
●4/11(木)
学会出席のため、クリニックを休診いたします。
◇土曜 医師一名診療日
●4/27(土)午前
手島院長一名での診療のため、混雑が予想されます。
ご不便をおかけし大変申し訳ありませんが、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
こんにちは。
もものマークのクリニック 院長てしまです
1週間前の診療終了後は、こちらの本の出版記念講演会へ参加してまいりました。
私は、これまでも現在も、触れている世界が大変狭いという自覚だけはたっぷりあるので、異分野を勉強できるせっかくの機会には、なるべく飛びついてみる方針です。
(時間的体力的制限のもと、十分やれているとはとても言えませんが)
講演は、興味深い内容ゆえ、前の方の席でじーーーーっとガン見していました。
それなりの圧を醸し出していたのか、講演後に著者の海老原嗣生さんに話しかけたところ
「怒ってないですか??」
と心配されてしまいました
じっさい、全然怒ってはいなくて
でも
- 働く女性
- こどもを産み育てた経験のある女性
- 女性医師
- 大黒柱妻
といった、複数の視点から思うところが非常にたくさんあり、ぐるぐると思考を巡らせながら講演を聴いていたので顔は怖かったかもしれません 笑
本は講演会の時点では未読でした。
その後、仕事場や家で読み進めて昨日読了。
印象的な表紙は、夫の目も引いたようです。
中は読んでいないのに
「少子化ってさ、女の人だけの問題じゃないよね。少子化対策も、肝心の女性とか、若い人たちのことを見てる感じがしないし。それで『よっしゃ産むか!』なんて思うわけないよ。」
と素でコメントしてきて、私この人が結婚相手でホント運が良かったなと改めて思うなどしました。
それはさておき
こちらの本には、日本において少子化が進行してきた歴史と、今考えられる処方箋について、詳細に綴られています。読み応え抜群。
本を読み、私が改めて感じたのは、
まずは若いひとが学生時代に、各発達段階に応じたリプロダクティブヘルス&ライツの教育を受ける権利を整えるのが非常に大切なのではないか、
ということでした。
リプロダクティブヘルスとは、性やこどもを産むことに関わる全てにおいて、本人の意思が尊重され、健やかに自分らしく生きられること。
リプロダクティブライツとは、自分の身体に関することを自身で決められる権利のこと。
そもそも知識がなければ、判断することもおぼつきません。偏りのない知識を、適切かつ平等に、若いひとに提供することは、どうしても必要です。
少子化は、皆で受け止めるべき、深刻な社会問題だと本当に思います。
だからこそ、社会の都合を押し付けるのではなく、誰の心に寄り添い、誰の心を動かさないといけないのかを、もっと真剣に考えないと。
そんな風に思いました。