『まちづくりカフェ@モモの木vol.3』
今回は、
現堺市長の竹山修身さんを
お迎えして、
20組以上の方にご参加いただきました。
竹山市長は
元大阪府職員をされていましたが
市長に当選後
当時は全国でも類を見ない
ワンコインで受診できる子供への医療費助成を始め、
子供の無料定期検診、
多子世帯への保育料無償化、
無料の放課後学習
などなど
妊娠から出産、子育ての
過程において、
核家族化が進んだ現代でも
安心して過ごせるような
システムとケアを整備してくださっています。
ご自身も、四人の子供を
立派に育て上げ
今ではお孫さんとの関わりを
大切にするおじいちゃん。
ご自身の子育て中は、
バリバリの仕事人間だったそう。
だから、
あまりこどもと接する機会を
持てず、
成長していく子供たちとの
大切な時間を
過ごせずにいたことを
残念に思う、
と仰っていました。
そんな子育て経験から
男性の育児参加、
育児に理解のある企業をつくる『育ボス』の推奨など
より育児をしやすい魅力的なまちづくりを
日々進めておられます。
とはいえ、
堺のように人口が多いまちになればなるほど、
一人一人の価値観や状況に合ったサービスをすることは
なかなか難しくなります。
今回も、
待機児童対策に対する
認定こども園の導入、
不登校児への対策や
米飯学校給食の要望など
様々な？？
を抱えたママさんたちが
勇気を出して
積極的に発言をしてくれました。
皆さんの質問がどんどん出てくるのは
アットホームな雰囲気の
モモの木ならでは。
市長は、質問に対し
堺市にある様々なサービスの
提案をして下さったり、
ママさんたちの提案に
なるほどと共感して下さったり
市の職員の対応や、
堺市ホームページの
わかりにくさなど、
今後の改善点なども、
見出しておられたようでした。
ママさんたちも、
普段心にあった不安やもやもやを
直接市長に伝えられたことで
不信感がなくなり
スッキリされていたように感じました。
行政と、市民。
それぞれが持つ責任や視野は
大きく違うのですから、
意見が食い違うことは多々あります。
けれども
こういった場で
膝を突き合わせ
互いに向き合うことで、
市民の側は
わからないために起こる
不安に対する怒りが
少しでも軽減され
行政側は
改善すべき点を知ることができ
よりよいまちづくりに生かして
いくことができる。
互いに
実りのある会になったと思います。
この会を開催して
本当に良かった。
行政だって、
市民だって、
自分たちのまちが、
より良くなってほしいと
思っている。
その気持ちは同じ。
ただ、
やっぱり
見ている世界の
大きさが違うから、
私たち市民には
わからないこと、
あって当たり前なんですね。
けれど、
何でこんなことされなきゃいけないの？？
という被害者意識を持ち
モヤモヤしたまま
やり過ごすのではなく
行政側は、
どんなことを考えて
いるんだろう？
どうして、
この政策は
必要なんだろう？
そういった視点を持って
市政に興味を持ってほしいと
思うのです。
誰だって、
発言していいんです。
「こんなこと言っていいのかな」
とか思わずに、
まずは言ってみてください。
その先に、
きっと気づくことがあります。
ただ何も考えず
生活するのではなく
当事者意識を持って
生きる。
そういった気持ちで
この会を
活用してほしいと思います。
