レコ発ツアー4日目 | 短篇集

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新潟県は中越地方、人口四千の港町・出雲崎町出身のシンガーソングライター「Mondeo」のブログ。
自身の日々の活動などを発信していきます。


こんばんは、Mondeoです。
今回は沖縄県でのライブのレポートです。



4/11(水)レコ発ツアー4日目
沖縄県 沖縄市 MusicBar F


前日、いよいよ沖縄県に上陸しました。

少し回りを散策しようかな、とも思ったのですが少し疲れが出ていて、実はツアーに出る直前に風邪もひいてしまっていたので、会場入り時間までホテルでのんびりすることにしました。


19:30頃にホテルからほど近くにある今夜の会場「MusicBar F」さんに到着し、マスターの仲松さんにご挨拶。


こんな感じの店内。
すごく雰囲気が良いです。

壁には色々なミュージシャンの方のCDやフライヤーが飾られていましたが、その中に見覚えのある顔も。


今回の会場を紹介してくれた新潟県は小千谷市出身のシンガーソングライターで僕と同い年の友人でもあるルゥちゃんや明日実ちゃんのCD。

知らない土地でこうやって知った名前を見るとほっとします。


少し長めにリハーサルをさせて頂き、一息ついた後に仲松さんと一旦会場を後に。

というのも、実はライブが始まる前に会場の向かいにあるコミュニティFM局「FMコザ」で、仲松さんがお仲間たちとやっている番組にゲストで出演させて頂くことになったのです。

局に入ってものの5分ほど、お仲間たちもぞろぞろとやって来て特に何の説明もないまま20:30から番組がスタート。

「MusicBar F」さんでのライブ音源を流しながらお話をしたりライブ告知をしたりというアットホームな感じの番組で、ビールを飲みながらのとってもゆるい放送(笑)

YouTubeでの配信も行っていたので、その時のリンクを張っておきます。
一応僕はゲストという体ですが、僕にはあまり触れられてないので雰囲気だけ感じて下さい。



放送終了後、会場へ戻りすぐさまオープン。

「MusicBar F」さんでは、あまりブッキングライブをやらないそうで、この日の出演は何と僕ひとり。

まさかの初沖縄ライブがワンマンという形でのスタートになり、お客さん来るのかな?という一抹の不安を拭えませんでしたが、先程のラジオでご一緒した方々がお客さんを何人も連れて来て下さり、流動的ではあったものの、ちゃんとお客さんのいる前で唄わせて頂くことが出来てほっとしました。

セットリストをご紹介します。



-第1部-
1.Welcome to the 出雲崎
2.新潟慕情
3.パーソナリティ
4.越後道中・味探訪
5.主演男優賞

-第2部-
1.用途
2.カム バック ホーム
3.世界人口70億(マツダユウタ)
4.奥只見旅情
5.咆哮



仲松さんと話し合い2部制にしようということになったため、30分ほどやってインターバルを挟みまた30分ほどやるという形になりました。

沖縄県民の方々の音楽の聴き方というのが僕は分からなかったので、静かに聴いてもらえる曲や盛り上げる曲など織り混ぜたつもりですが、終始一貫して反応が良く分からず、聴き入っていたかと言われればそうでもあるようだったし、つまらなそうだったかと言われればそうであるようにも感じました。

沖縄県という場所は日本でも特に音楽が根付いている場所のひとつで、この沖縄市は中でも音楽をやる施設やライブハウス、ライブバーなどが多く点在する地域であり、とっても分かりやすい反応が来るかと思っていたのでちょっと困惑しました。

皆さん口々に良かったよ、とは言ってくれたのですが、自分としては大惨敗を喫したライブでした。

この日は投げ銭ライブだったので、お客様からは沢山の投げ銭を頂いたのですが、CDは一枚も売れませんでした。

ミュージシャンでも一般の方でも皆さんそれぞれに考え方はあると思いますが、僕はミュージシャンとして、いや、アーティストとして、CDという作品を売ってなんぼだと思うんです。

そもそもCDを届けるためのツアーであるし、お金を稼ぐというよりも聴いてくれた人たちの心に響かせてこそ表現者であると思うんです。



沖縄県初ライブ、一発目からこけてしまった僕はとっても凹みましたが、それでも、良き出会いもありました。

ラジオでご一緒した方が東京でライブハウスも経営しているという方で、その方が沖縄市で経営しているお店の従業員の方もお客さんで来てくれていたのですが、その方が何と新潟県・佐渡島出身の方だったのです。

まさかこんな場所で新潟の方と出会えるなんて夢にも思っていなかったので、とても嬉しくてローカルトークに花が咲きました。



お客さんもみんな帰って、仲松さんも店を閉めるというので、2人で居酒屋へ行って少しお話をしました。

海産物に舌鼓を打ち、泡盛の水割り(沖縄ではジョッキで飲むのが主流)を堪能しながら、今日のライブのことなどを話しました。

どこでもそうだと思うのですが、通いつめて通いつめて、そうしてお客さんは徐々に増えてくるからまた来てねと言って頂き、落ちていた気持ちも少し回復できました。

仲松さん、こんなどこの馬の骨とも分からない人間にライブをさせて頂き、本当にありがとうございました。
また必ず来たいと思います。



良い塩梅に酔っぱらって、それぞれの寝床へ帰りました。

沖縄市の皆様、お世話になりました。

翌日はまた移動日。
この日のライブの余韻に浸りつつ、就寝。