モン太、夏の恋〜彼女の横顔〜 | モン旅〜世界一周婚活トラベラーモン太の恋物語〜

モン旅〜世界一周婚活トラベラーモン太の恋物語〜

33歳!独身のモン太ヽ@(・ェ・*)@ノ が仕事を辞めて運命の人を探すべく世界へ!そして、出会い、恋に落ち、そして結ばれる、、、このブログはいわば世界を舞台にした恋愛小説のようなものである!

⚠︎「いいね」押してないのに
押されてると思われた読者の方! 
すいません!
前に間違えて消した記事の上から
編集して書いたら
前の「いいね」が 
消えませんでした∑(゚Д゚)




モン太、夏の恋
〜彼女の横顔〜

夏が終わる
この時期になると
いつも切なくなる

楽しい夏が終わるのが寂しいから? 

いや、多分違う、、

あの一夏の恋を
思い出してしまうからだろう


今年の夏
僕は旅友と一緒に
六甲山の展望台から花火を見た

{4C4EFCD0-ABD1-4443-8E1F-56F69F1B3587}


世界一周

この同じ夢を追う仲間と
花火を見ながら

あの時
僕の心は5年前の夏へと
タイムスリップしていた


目の前に
六甲山の夜景と
その中に儚く小さく咲く花火を
見ながら

でもその時
僕の脳裏に写っていたのは

5年前の花火と


その花火を見ながら笑う
彼女の横顔だった



僕が彼女と初めての出会ったのは
友達の家で
ホームパーティーをした時だった

その時のパーティーにいた2人が
結婚することになって

彼女から僕に電話がかかってきた

一緒にサプライズしよ

僕もそういうのは好きだった
2つ返事でオッケーを出した

彼女の中ですでに
やりたいことは決まっていた


こっそりと2人の友達にあって
ハートマークに切った紙に
コメントを書いてもらい写真を撮る
そして1つにつなげてムービーにする


僕らはサプライズの準備をするために

彼女と2人でカフェに行き
画用紙を切って
たくさんのハートを作った

{83D792C1-0BD5-495D-89DD-E0469F50E780}



その時、彼女が
僕にニコニコ笑いながら



私たちて
バカップルみたいに見られてるのかなあ

て言って



僕が恥ずかしそうにしてたら
彼女はそれを見てまた楽しそうに笑う


多分この時


僕は彼女のことを好きになった

でも
人を好きになるのは
こんなにも一瞬の出来事なのに

この思いを伝えるのには
一生かかりそうな気がした


だって彼女には彼氏がいて
僕のことなんか
1人の友達としか思われてない

それは自分でもよくわかっていたから


僕らは何度もあった
そして2人で
結婚する2人の友達に会いにいった

時にはちょっと車で遠出したり
帰りに一緒にご飯食べたり


でもこのサプライズムービーが完成したら
僕は彼女を誘う口実がなくなる

完成させるために頑張っていたのに
いつのころからか
このサプライズムービーが
完成しなければいいのにと思っていた

それならこうやって会うことができるから



結婚式
サプライズは大成功
僕らは喜んだ

でも僕の心にポッカリと穴が空いていた


僕はもう彼女と
ご飯を食べたり
ドライブに行くことはできない


それから数日後
僕は友達と京都に旅行に行った

そこにたまたまあった
恋愛の神様がいる神社

普段は絶対に
そんなところで
お参りなんてしないのに

友達にバレると恥ずかしいから
手も合わせず
お賽銭も入れず

でも本気で神様にお願いした

「彼女が僕のことを好きになりますように
なんて言わない
でも僕に思いを伝えるチャンスをください」


本気で

本気で

僕はお願いした


僕はただ彼女に会いたかった


その日の夜
友達から電話が入った

彼女の彼氏が浮気したって
彼女が泣いて泣いて

僕はその彼氏のことが許せなかった

彼女は彼氏のことがすごく好きだった
その思いを裏切って
彼女をこんなに泣かせた

でも自分の中にある罪悪感

僕が神様にお願いしたから?

彼氏に対する怒りは本物
でも、、、

嬉しいという感情がなかったと言えば
それは間違いなく嘘だろう


僕は思った

「この恋は神様が応援してくれている
それなら、
彼氏がいてもこの思いを伝えよう」


僕は彼女を花火に誘った
2人きり?
それは無理だ

他に友達を誘って
4人で花火

作戦があった
会場の一駅前まで車で行って
そこから電車で行く

車なんて必要なかったけど
彼女と2人きりになりたかったから
彼女を最後に家まで送れば2人きりになれる

花火の当日
僕は彼女を家まで迎えにいった

彼女の浴衣姿が
綺麗で
綺麗で

{00D1620C-A5DA-4071-8842-9F1C12266BF7}



僕が彼女を花火に誘ったのは
本当は花火なんかどうでもよくて
彼女の浴衣姿が見たかったから?

僕は彼女に
「綺麗だね」
とか言えるはずもなく
なんでもないふりりをしていた

でも本当は
彼女に見とれていた
本当に綺麗だったから

会場について花火が始まった

{BAB35C23-E493-44BF-99A8-692799E05627}



でも
そこで何千発の花火が上がろうと
どんなにすごい演出で
どんなに綺麗な花火が上がろうと

僕が見ていたのは
花火を見て嬉しそうにしてる
彼女の横顔だった

来年も再来年も
こうやって彼女の横に座って花火が見たい

でも心のどこがで
これが彼女と見る最後の花火になる
と思ってしまう

そう思うと儚くて
まるで
僕の恋は花火



花火が終わった後
僕は河川敷に一人歩いた

僕の耳にはまだ花火の音が残っていた
楽しかった思い出と
それがもう終わってしまった悲しさ

でも何か幸せな気分で
ただ流れる河を
ボーと見ていた


 
トン


僕は背中を押されて前のめりになりながら
後ろを振り返った

そこにいたのは彼女だった


ビックリした僕を見て
楽しそうに笑う彼女


本当に僕は
彼女のことが好きで好きで

これ以上苦しめて欲しくないのに
僕を苦しめる

いっそ会わないほうが楽なのか







結局、
僕は彼女に思いを告げることは
できなかった

彼女は彼氏のことが今でも大好きで

すごく楽しかった
花火の思い出を壊したくなかった






それから月日がたって
僕らは本当に会わなくなった
 

そして数年後
彼女のラインのアイコンが
ウエディングドレスの写真になった


そして赤ちゃんの写真に変わっていった


これは綺麗事ではなく
僕は彼女の幸せを願っている

自分が好きになった女性だから

もしあの時、告白していたら?
上手くいった?

それともやはり振られていたか?

もし上手くいっていたら
今、世界一周に行こうとしている
僕はいなくて

今のたくさんの出会いはなかったのか

タラレバを言えばきりがないけど
あの時思いを伝えられなかったから
世界一周婚活トラベラーが存在し
たくさんの仲間ができた


彼女の笑顔しか見えなかった僕が今

地平線の先にいる
まだ見ぬ彼女を探しに
旅に出ようとしている


来年か再来年か
わからないけど

5年前の花火ではなく
目の前の花火を見れるよう
僕は旅に出る

小指についた赤い糸をたどって





昔はこんなことも結構書いてました!笑
久しぶりに記事を書いたと思えば、過去の恋愛をめっちゃカッコつけて書く!笑
気持ち悪い、寒いと思った方もいると思いますがそれもすべてモン旅!
そんなモン旅を受け入れて応援してくださる方
、下のサルのイラストを押してくれると嬉しいです!

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周準備へ
にほんブログ村