透明のケースに無機質に収納されたこの写真は、アメリカのモンテッソーリ中学校で使用されている代数の教具。
よく見てみると、この形に見覚えのある方もいらっしゃる方かもしれません。
そう、それは小人!
モンテッソーリ園に通われていたお子さんであれば、幼稚園生の頃に出会ったことがあるお子さんもいらっしゃるでしょう。
左から順に…
- 分数の小人
- 試験管ビーズの割り算の小人
- 割り算板・切手遊びの小人
- 正の数・負の数の小人
4番目(一番右)は、今回中学になって初めて登場した小人です。
同じ小人でも、抽象化されているのが分かります。
中学1年の最初に出てくる「正の数と負の数」。
小学校までは、我が家では正の数しか触れたことがありませんでした。
緑の小人が正の数「1」に対して、灰色の小人は負の数「-1」。
こんな風に幼児期から親しんできた教具が、中学生になっても続いていくところが、モンテッソーリ教育の親しみやすさだと感じます。
34回に渡ってお伝えしてきた「ホームモンテッソーリスクール」の分数が、ついに次回で最終回を迎えます!分数という概念を伝えるのに、これほど細分化をして丁寧に伝えていくのがモンテッソーリの算数教育。この後は、モンテッソーリの小数を少しずつお伝えしていく予定です。
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